*会話のみ 両想いnot恋人
「姉様ー!」
「うわ!?どうしたの、昌浩!?」
「俺変なんだ!」
「何が!?」
「明日姉様と出かけるじゃないか、」
「うん。」
「それで、明日のことを考えると…。」
「うん。」
「心臓がすごい脈打って…。」
「うん。」
「口が渇いて…。」
「うん。」
「何故かすごい不安で緊張して…。」
「…うん?」
「俺、どうしちゃったのかな!?」
「……昌浩や、」
「?」
「それは大脳新皮質の働きで大脳辺縁系に影響が行っているせいだよ。昌浩が感じている不安が自律神経系や内分泌系を介して昌浩自身の意志とは関係なく自動的に身体の働きに影響を及ぼしちゃってるんだと思う。」
「え…と…?」
「んー。まあつまり、だよ?」
「うん。」
「明日私と出掛けるのが楽しみで仕様がないってこと。」
「……。」
「昌浩?」
「で、でで、でも!他の人と出掛ける時はすごい楽しみでもこんな風にはならなかったよ!?」
「っ!?」
「姉様?」
「そ、それって…!」
「それって?」
「こ、ここ、今度!今度教えてあげるから!ほら!今日はもう寝な!?」
「え!?姉様!?」
「おやすみ!」
桃色
(期待しちゃうじゃん馬鹿!)
(う、また不安になってきた…)