「あのさ…、」

《なんでしょう?》

「これ、なんてイジメ?」



おはようございますこんにちはこんばんは、安倍咲夜です。
なぜかただいま太裳に組み敷かれています。

え、なにこの状況?
私なにか悪いことした?


そう問い掛けてみても太裳の答えはノー。
じゃあなんで!?



《いえ、少し興味が湧きまして。》

「…何に?」



聞きたくない、聞きたくなかったけど聞いてしまった私どんまい。
伊達に安倍家の養女はやっていない。
太裳の答えは大体予想がついている。

だから聞きたくないのだ。


《咲夜を押し倒したら、騰蛇や六合、咲夜自身がどういう反応をするのか、ですよ。》



とてもいい笑顔で言いきったこいつを本気で殴りたくなった。




迷惑極まりない




(おーい、咲夜ー?ちょっといい…っ!?)
(あぁぁぁぁ!?ちょ、違うんだよもっくぅぅぅん!)
(あはは、想像通りの反応ですね)
(とりあえず黙れ太裳っ)
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