「自分が何をしたのかわかっているのか!?」

「そんな姿で言っても迫力ないよ、もっくん。」

「本来の姿で言えばいいのか?」

「ごめんなさい昌浩を庇ったら妖の攻撃が直撃しました。」

「大体おまえは無茶がすぎるんだ!」

「そ、そんなことない!と思う!」

「その状態で言うか?」

「ですよねー。意味なしですよねー。」

「無茶がすぎるし無防備すぎる。」

「…ん?なんかおかしくない?今それ関係ある?ないよね?」

「つい先日も誰だかわからない奴から文を貰っていただろ。」

「ああ、あれね。太裳が素晴らしいぐらいの笑顔でびりびりに引き裂いたあれね。」

「誰彼構わず笑顔を振りまくからだ!」

「いや、それ逆に褒められてもいい気が…。」

「黙れ。」

「すみませんでした。」

「おまえ、わかっていてやっているだろう?」

「え、何を?すみません私が悪かったです睨まないでください。」

「一度くらいきっちり教えてやらないとなあ。」

「なにやら雲行きが怪しくなってきた気がするのは気のせい?」

「覚悟しろ?」



本来の姿に戻り、にやりと笑う紅蓮。



あれ?わたし悪くないよね?



(何もしてないよね?)
(昌浩のこと関係なくなってるよね?)
(なのに)
(なんで襲われそうなんでしょう)



 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
もっくんもふもふしたい。




title by 確かに恋だった







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