疲れた時の妄想 4


土方夢、絆10くらいの軽口会話。
※台詞のみ


「土方さんって切腹が口癖みたいですよね」
「法(隊意)を重んじるは隊士として当然だ」
「それってなんか肩凝りません?」
「何?」
「切腹切腹って、そんなに切腹が大事なんですかね〜??」
「なんだと…?んな事言うのはこの口か〜??」
「い、いひゃいれふ!いひゃいれふ!!土方ひゃん!!」
「ったく…………ちゅっ」
「っっっ!!???!?」
「ははっ間抜け面」
「ひ、土方さんっっ!!!!」


******
ぐだぐたイベント、屯所内設定。


「ほら、沖田頼まれてたモンだ」
「わーありがとう御座います!土方さん!」
「沖田それなに?」
「ん?コレですか?コレは、金平糖って言うんですよ!私コレが好きで好きで…偶々切らしてしまったので土方さんに買って来てもらったんですよー」
「ったく、俺を足に使うとは良い度胸だな?沖田?」
「偶々ですって!もし私が今日の見回り組だったのなら自分で買いに行きましたー!それに、『日頃から頑張ってる褒美に何でも欲しいの買ってやる』って言ったの土方さんですよー?」
「えー!何それ!!土方さん、私には!?日頃から頑張ってる私には無いんですか!?」
「沖田、テメェ余計な事言いやがって…」
「あ、コレは不味い、死亡フラグが立ちそうだ……名前さんすみません!逃げるが勝ち…っです!!」
「あ!沖田っ!もー、本当足早いんだから…」
「彼奴を捕まえるのは骨が折れるぞ」
「ですよねー…あ、それで土方さん!私のご褒美なんですけどーーー」
「ああ、悪りぃなこれから会議があるんだ。だからまた今度、な?」
「はーい…」
「そう膨れるな。…そうだ、今はコレで我慢してろ」
「え、ちょっ!?わっ、土方さん!?ととーーーって、土方さん、これ……」
「ああ、沖田ののついでに俺の分も買ったんだが、しゃあねぇから嬢ちゃんにやるよ」
「あ、ありがとう、御座います…」
「ん、じゃ、俺は行くからな。良い子で待ってろよ…?」
「ちょっ!?や、め…っ〜〜〜っ子供扱いしないで下さい!!あーもう!ほら!土方さんが乱暴に撫でるから、髪の毛ぐちゃぐちゃじゃ無いですか!!!」
「ハハッ、悪りぃ悪りぃ」
「……絶っっ対、悪いと思ってない…」
「バレたか?」
「バレバレです!……ほら、会議が有るんじゃなかったんですか?」
「ああ」
「早くしないと皆さん待ちくたびれてますよ?」
「ああ」
「〜〜〜〜っもうっ!人の顔ジロジロ見て一体なんなんでーーーんっんんっ」
「ーーーん、じゃあ、今度こそ行ってくる」
「……な、な…っ」
「あんまその間抜け面隊士達に晒しとくなよ?」
「ーーーだ、誰の所為だとっっ!!!」
「ハハッ俺の所為、だな」
「わ、分かってるんだったらとっとと会議なり何なり行って下さい!!土方さんのスケベーーー!!!」

私の叫び声を聞きながら飄々とした態度で去って行く後ろ姿が憎らしい。
その場で壁を背にズルリッと屈み込んで火照った頬を両手で隠した。

「一体、誰の、所為…だと……っっ」

思い出すだけでも顔に熱が溜まるのを感じる。
馬鹿らしい、コレはあの人のいつもの軽口、いつもの悪戯、いつもの挨拶、その筈なのに……

「〜〜〜〜〜っ」

唇に感じた柔らかな感触と頬に溜まった熱がいつまでも冷めやらない…
あの人は始めから知っていたのだ。私が欲しいご褒美をーーー知っていて、なのに、知らないフリしてニヤニヤ笑っていたのだ。……本当にタチが悪い。

新選組一の色男はサーヴァントになって尚、健在、と言う訳だ。

*******
ネコは土方さんの第二衣装がめっちゃ好みです!!!
イベントやマイルームでの会話、戦闘時の台詞などを参考に土方さんの口調や性格を鑑みて見たのですが正直曖昧で、この人ってこんな事言うかな?とかこの人ってこんな性格だっけ?と少々恐々しながら書きました(笑)


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