夢主まとめ

2020.05.27.Wednesday


※お気に入りの夢主設定まとめ

『夏目友人帳』
誰落ちかは未定。


【神の花嫁】と呼ばれる家系に産まれ、唯一神様(又は妖)との間に子を成せる特殊な一族
花嫁…とは聞こえが良いが、実を言うと、その実態は神様への人身御供である。

神との間に子供を作ることも可能だし、その神が負傷したり霊力が衰えていたら、喰われ、回復にも役立つ一族。
故に重宝され続けて来たが、年々衰える血筋の力と人間の数に不安が広がっていた。

主人公はその一族の、自分より前、母親や祖母、それ以前の人たちよりも最も強い霊力と最も優れた才能を持って産まれた為、“先祖返り”と言われている。
妖怪を払う事(追い払うのみ)が出来、妖怪を見る事も出来る。

夏目→妖怪から聞いた噂に興味を持ち接触

名取→妖怪に襲われているところを救われる

的場→花嫁の力に興味を持たれ強制的に許嫁に

斑→本能的に食べたい(2つの意味で)と思っている

ある日、たまたま妖怪達が噂していた“友人帳”と“夏目”と言う人物に興味を惹かれ、ふらりと“夏目”の住む町まで、妖怪達の噂を頼りに出掛けてみた。
その先で出会ったのは、【許嫁】と名乗る怪しい男と、無駄にキラキラ輝く祓い屋の男、そして念願叶い、待ち望んだ夏目と手足の短いまるまると太ったニャンコだったーーー

「…えーっと、それネコ…で合ってる?」
「ああ、合ってるよ。一応」
「こらっ!夏目!!一応とはなんだ!一応とは!!」
「まあまあ、そう怒るなよニャンコ先生」
「ニャンコ、先生…??」
「そうだ!ニャンコ先生と呼べ!!」
「……今度、ダイエット様猫の缶詰め買って来てあげるね。ニャンコ先生」
「私は太って居ない、断じて太って居ないからダイエット様は要らん!猫の餌も要らん!!酒と上手い摘みと、七辻屋の饅頭を買って来い!!」
「そういう我が儘ばかり言ってるから太るんだぞニャンコ先生」
「だから私は太って居ないと言っているだろうがーーー!!!」

******
『アラタカンガタリ』

トリップ夢主、カンナギ落ち。

元弓道部、全国レベルの腕前を持っていたのに、全国大会の決勝戦で腕を故障して休部(と言う名のほぼ退部状態)。
腕は既に治っているのに故障した時のトラウマで弓を引く事が怖くなってしまった。

ついつい今までの癖で弓道部の道具を持ち歩いてたら、男の子(革)がボーッとした様子で薄暗い裏路地に入っていくのを見て「危ないよ」と声を掛け様と後を付いて行くと、異様に壁が動き、男の子が壁に呑み込まれていくのを目撃して慌てて追いかけ、カンドの森に入ってしまう。

革から遅れて現れ、カンナギの部隊に捕まってしまうが、見た目がエミスに何処と無く似て居た事からカンナギに見初められる。

カンナギに付いて革達を追い掛け、共に旅をする様になる。

******
『僕のヒーローアカデミア』
ヴィラン夢主、誰落ちかは未定。


個性、【不死】 起死回生
何をしても死なない。首が切断されようが、身体が潰されようが、四肢がもがれようが、頭が無くなろうが、死なない。

超再生と言うよりも、不死、死なないだけ。

時が立てば自然と治り、戻り、また目が覚める。
切断された部分は、切断して直ぐなら、断面を合わせてさえいれば数時間で元通りになっている。
頭や心臓を潰されたりすると、その部位の損傷具合にもよるが一度死に、時間を掛けて再生し、また目覚めると元通りになっている。
手足の場合は時を経て、勝手に治っていく。
頭、心臓、数日。手足、約1日。と言った具合。


始めはオールフォーワンに個性を取られる為に拐われるが、この不死と言う個性は実は異形型の個性と同じ様に、夢主の身体、細胞、遺伝子に影響-依存-しており、個性を取ったからと言ってオールフォーワンが不死になる訳では無いと判明した為、仲間になれと言われる。
その時己の死場所を求めていた夢主はオールフォーワンならば自分を殺してくれるのでは無いかと考え、仲間になる事を承諾する。

子供好きな為、定良く弔のお世話係を命ぜられる。
この時から姉と呼ばれていた。


彼女が何故死場所を求めていたのか、

それは愛しい人を亡くした事から始まった。

不死と言う個性故に、ある一定の年齢に達してから歳をとる事が出来なくなった夢主。
そして、不死故に肉体が勝手に【子孫を残さなくて良い】と判断し、子を成す事が出来なかった彼女を、それでも愛していると言ってくれた愛しい旦那様。

彼女はどんなに自分が奇異の目で見られようと、親戚から、親から早く子を成せと重圧を掛けられようと、彼が側に居てくれるそれだけで良かった。
2人でゆっくり歳を取ろう。
貴方が動けなくなったら私がお世話してあげる。
ずっとずっと、私が側に居るわ。
そう話していた矢先、2人で乗ったバスが事故を起こした。勿論、乗車していた者全員即死だった。
否、彼女を除いては…だが。

愛する人の死

それは彼女の心を壊すには充分だった。

連日マスコミは彼女の事を取り上げた。悲惨なバス事故で唯一生き残った女性!生き残れたのは彼女の個性か!?徹底解析!!この時己が不死である事は伏せた。
が、より一層彼女は周りから奇異の目で見られる様になる。身内からの風当たりも強くなり、仕舞いには「貴女が死ねば良かった」とまで言われた。
もうそこに彼女を庇ってくれる人は居ない。
もうそこに側に寄り添ってくれる人は居ない。
もう此処に愛してくれる人は居ない。
そう感じた彼女は自殺を決意する。しかし、出来る訳が無い。だって彼女は不死だもの。一度死んだ所で、また直ぐに夢から覚めるかの様に生き返ってしまう。どんなに苦しくても、どんなに悲しくても、どんなに辛くても、死ぬ事が許されないこの身体を、個性を彼女は初めて恨んだ。

そんな絶望の中、出会ったのがオールフォーワンだった。


「いつか君を必ず殺してあげよう。それまで僕の元で力を貸してくれるかい?」


そう言ってくれた彼を、彼女はまさに神の様な存在だと思った。叶わぬ夢を抱いた。死にたいと、殺して欲しいと、彼ならばいつか、必ず、殺してくれるのでは無いかと、思ってしまった。

彼女にとってはそれが救いだった。

彼女にとってそれは希望だった。

だから彼女はヴィラン連合に入った。
オールフォーワンの元、死柄木 弔の教育係を務める。その間に彼女はいつしかオールフォーワンと博士の実験に付き合わされる様になる。

複数個性の実験体として。

死ぬ事の無い彼女の肉体はどんな個性も受け入れた。大きな拒絶反応を起こす事なく、脳無の様に理性を無くすことも無く、従順に様々な個性を受け入れていくが、無意識下で脳が身体が精神がセーブしているのか発動しない個性も多々あった。
その内に彼女は不死の個性の他に相性の良かった3つ程個性を所有する事になる。


一つ目は、テレポート
己のみを自分で目視出来る範囲に好きに移動させる事が出来る。目視出来ない範囲へは飛ばせない。
乱用すると瞳へと強い負荷が掛かり、一時的に視力が低下する。下手すると失明、見えなくなる。
が、不死であるので一定時間すればまた治る。

二つ目は、体内毒
人間の体内で生成される毒素で有ればほぼ確実に作り出す事が出来る。濃度も調節可。それ以外の毒素は何かしらの要因が必要。作り出した毒は指先から散布したり、手首から自由自在に出し入れ出来る長い注射針で相手に刺したりも出来る。
しかし、余りに強い毒で有ると生成者(個性所有者)にも負荷が掛かる。だが、彼女は不死であるので毒の症状と痛みは出るがほぼ関係無い。

三つ目は、■■■。
■■■■■、■■■■■■■■■。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。
(黒く塗り潰されている。)


という様な経緯で彼女はオールフォーワンの右腕、基、秘書となる。

基本的には彼や死柄木の命令を重視するが、子供が関わる事には頭に血が昇りやすいのが欠点である。
例えば壊理ちゃん、死穢八斎會にてオーバーホール(治崎 廻)が彼女を傷付けていると知った瞬間から、彼等を裏切る事を画策する。
トガヒミコやトゥワイスと共に八斎會に潜入後、2人を焚き付け名実共に裏切りが成功すると、堂々と通形ミリオとオーバーホールが交戦している場に向かい壊理ちゃんに会いに行くという奇行をしたりしている。
この様な行動の理由としては、彼女は己が子供を成せる身体では無いが故に、子供に対する庇護欲が増加した結果だと考えられている。
だから彼女は死柄木の事も差別無く愛する事が出来たのだ。
彼女にとって子供とは、守られる存在、護るべき対象、己より弱い立場の者を指す為、余り年齢とかは関係無かったりする。その辺はヴィランとして矛盾を抱えているが、彼女にとっては別段何の障害でも無い。例えオールフォーワンに仕えていようが彼女は彼女のしたい様にするだけだからである。

ヴィラン連合に加入はしているが、余り自主的に戦闘や殺傷等する事は無く、やられたら仕方が無く自己防衛、又は出来る限り話し合いで穏便に済ませようといった形を常に取っている。
だが、そこにオールフォーワンの命令が入ると最低限の人数で(仕方が無く)出来る限り相手が苦しまない方法で殺してあげる。
コレが子供関係で頭に血が昇ってると、相手に対して、かなり攻撃的になり、相手を最も苦痛を伴うやり方で惨たらしく絶命させる事を画策する。そして実行もする。


彼女にとって「殺すぞ」は何の脅威でも脅しでも無い。
寧ろ望みだからだ。
故に強気な姿勢で味方にも敵にも出られるのである。


彼女が唯一恐れているのはオールフォーワンに見放される事だ。
オールフォーワンに見放されると言う事は、一番近い【自分の死】から“遠退く”と言う事を意味している。いつ次が現れてくれるか分からないのにその一番近い死を逃す訳には行かないのだ。

簡潔に言うと彼女は、子供好きな不死の複数個性持ちのヴィランだ。
基本の戦闘は体内毒と体術で行い、その補助として不死、テレポートがあるといった具合だ。故に不死であると言うことは余り知られていない。毒使いのヴィランとかそんな感じの認識をされている。
因みに見た目年齢は20代半ばだが、本来の年齢は優に50は超えている。その詳細は不明であるが。

 


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ウチの子の闘病記録

2020.04.04.Saturday


 ネネ の記録

ウチの状況
フェレット→5匹
犬→2匹
祖母宅に猫1匹
※その内のフェレットのネネ( ♀)の闘病記録です。


2019年
11月18日
脱毛、腰のおできは*副腎と発覚
(*腎臓の病気、ホルモンバランスの乱れ等)

12月18日
*インスリノーマである事が発覚
(*簡単に言ってしまえば糖尿病)

12月24日
一回の薬の投与で、つるつるだったネネの産毛が生え始める。

2020年
1月4日
この頃には、かなりフサフサに生え揃う。

1月17日
鼻腔内の炎症の影響で、口内にも骨、肉を通して炎症が広がり侵食してくる。

2月4日
口内の骨の露出を確認。痛みの為か食欲が著しく低下していく。

2月12日
血糖値低下の影響で脱力状態が続き急ぎ病院へ

2月14日
赤血球の低下の為低酸素状態に陥る。
と、同時に低血糖、腎臓、肝臓の影響でナトリウム、尿素窒素コントロールが出来ず、先生から点滴を勧められる。
このまま処置をせず家に帰り皆に囲まれ息を引き取るか、点滴をしてもらいあともう一踏ん張りしてみるか、悩んだ末、点滴をお願いした。

先生からは助かる可能性も有るが、そのまま頑張れず亡くなる可能性もあると言われる。
覚悟は出来てるつもりだったのに、いざその現実を前にすると涙が止まらなかった。

LISA(PCゲーム)を見ていた影響も有るだろうが、何が彼女の幸せだったのか、どの選択肢が最善だったのか、考えれば考える程分からなくなる。
“私”から見たネネの幸せと、“ネネ”から見た自分の幸せは違うモノであると、思い知らされる。
私の考えは彼女に自分の幸福論を押し付けているだけなのではないか、ただの自己満足で行なっているに過ぎ無い行為ではないか、考えれば考えるだけ、ただただ悲しかった。こんな時程、動物の心が分かれば良いのにと思った事はない。そうすれば、本当の意味で“彼女の最善”を選べたかもしれないのに…

後悔をしたく無くて選んだ選択を私は結局、後悔している。例え私はどんな選択肢を選んでもきっと選ばなかったら方を後悔するだろう。分かっているのに、あの時ああすれば良かった、あの時こうすれば良かったと考えてしまうのは、人間のエゴだ。

実際汚い話をするならば、私は先生に「点滴の際亡くなる可能性が有る」と言われて安心してしまったのだ。病院に居れば先生や看護師さんが最善を尽くしてくれるだろう。だが家にいれば間に合わない、手が尽くせない事が出て来るから見てもらえる方が安心出来ると思ってしまったのだ。
そうすれば少しは私の中の罪悪感が死への意識が薄れるだろうと、思ってしまった。

そしてなりより、嗚呼、これで彼女の死に目に合わずに済むと、思ってしまったのだ。どうせ最後にはどう足掻いても後悔する癖に、直視したく無いと目の当たりにしたくないと弱い私は思ってしまった。
出来る事は全てしてあげたいと思っている癖に、何処か人任せで他力本願な所がある自分が許せない。

矛盾を抱いて、後悔して、何が正しいか迷って、クソ程優柔不断で、どんなに綺麗事を言っても所詮死に直面すれば本性が出るのが自分だなって思った。
こんな事があと4回、犬も合わせれば6回、親と祖母を合わせればあと9回もあるのかと思うと気が滅入りそうだ。私はそれまで正気を保っていられるだろうか?

今はまだ結果が出てないから何とも言えないが、少しでも彼女が楽になる事を祈っている。
彼女は少し頑張り過ぎたのかもしれない。
もう頑張らなくて良いよと言ってあげれば良かったのかもしれない。でもそれが簡単に言えたなら私はもう少しマシな人間になっていた事だろう。

1年と2ヶ月独りぼっちだった彼女を最期は皆で盛大にお見送りしてあげよう。
彼女にはオレンジ色の花をたくさん敷き詰めた棺が似合いそうだ。もう独りで寂しく無い様にしてあげたい。

彼女との思い出で一番印象に残っているのは彼女が初めて家に来た時の事だ。
家に来て初めて小屋の外で遊ばせてあげた時彼女は、ずーっとクックックッと鳴いて喜んでいた。
家に来て1日、2日目にしてミミ(次女)と直ぐに打ち解けた事にも驚いた。その光景が彼女がいままで孤独だった事を物語っている様だった。
それからピノ(長男)とシフォン(三女)が来て、モナカ(次男)が来て、本当に楽しそうだったね。ピノとモナカと3人で遊んでいる時は本当に親子の様だったね。
トイレットペーパーの芯に顔を突っ込んだり、ハンモックを一人で占領してたり、毛布に潜り込む事が好きだったから炬燵や敷布団を敷いた日には貴女が何処に挟まっているのか心配しながら炬燵に入ったのも良い思い出です。貴女は本当に本当に愛らしくて、皆に笑顔をくれました。

ネネちゃん、沢山の思い出をありがとう。
貴女の人生は幸せでしたか?


2月15日
朝 9:13 動物病院から電話が来た。
ネネちゃんが危ない状況だと言われた。
祖母を病院から迎えに行ってから、ネネの病院に行った時間は10時を回っていたと思う。

13時頃、漸く診察室に呼ばれネネと面会が出来た。
最早その時には、意識が殆ど無く、酸素呼吸器無しでは息が出来ないといった状態だった。右手と左足に包帯を巻かれ、左足の方から点滴が入れられていた。
正直言葉を失った。
嗚呼、この子はもう…と一眼で分かった。
私は声を振り絞って聞いた「安楽死…ってどうですか?」と言った先生は「もうほぼ意識レベルが無く、呼吸器無しでは息が出来てない状況です。安楽死だと、この場で注射を打つだけで亡くなってしまいます。この子は多分、この呼吸器を外すと……ですから、お家に連れて帰りませんか?」と言われた。
私は母の顔を見て「ウチに連れて帰ります。」と答えた。それ聞いた先生と看護師さんはネネに刺さっていた点滴を外して、キャリーケースの中に入れてくれた。
この時触ったネネの身体は既に冷たかった。
心臓が動いている筈なのに、呼吸だってしている筈なのに、ネネの手足は身体は、既に冷たかった。

キャリーケースにお迎えに一緒に来ていたミミちゃんと入れてあげ、お会計を待つ。
その間ネネの様子を母と見守っていたが、一度モゾモゾと毛布の中に潜り込んだかと思ったら、見えなくなった。

その後お会計を済ませ、車に乗った際、ネネの身体を抱き上げると既に息をしていなかった。
相変わらず身体は冷たいまま、か細かった息も、小さくだが上下していた胸も、苦しそうな寝息も、もう聞こえなかった。動いていなかった。

13:20頃、車を停めてネネの心臓、呼吸を再度確認するが、既に何もかも停止していた。

涙が止まらなかった。
そしてお会計の時に看護師さんから言われた言葉が頭を過った。
「ネネちゃんね、本当は今日を迎えられるか分からなかったんです。今朝電話した時に、いつ呼吸が止まってもおかしくない状況だったのに、望月さんが来るまでずっと頑張って、待ってたんですよ。」
そっか、ママが来るまで待っててくれたんだね。
良く頑張ったね。辛かったね、エラかったね。
もう頑張らなくて良いんだよ。貴女は充分頑張ったから、もう大丈夫だよ。


今もこうして記録を書いている間も、ミミやモナカ、他の子の寝息が聴こえる度に、ネネが息を吹き返したりのでは無いかと耳を澄ましてしまう。
何度も何度も確認して、もう動かなくなった身体を、冷たくなった体温を優しく撫でる。

私はこの子が死ぬ時怖かった。
もしかしたら死を受け入れられなかった私が、この子の身体に触れる事が出来無いのでは無いかと、不安だった。失う悲しみよりも、受け入れられない弱さの方が恐ろしかった。

でも今は、沢山泣いて、沢山触れて、
この子を、ネネを忘れない様にしようと思う。
ペットは御主人様が泣いていると心配で成仏出来ないと言うけれど、今は今だけはどうか許して下さい。
ちゃんと自分の中で気持ちの整理を付けるから、どうかそれまでは、ママの側で見守っていて下さい。

何が最善だったのかなんて、誰にも分からない。

後悔してないかと言われたら、
私は自分の中で後悔の無い選択肢を選んできたつもりだ。

彼女の身体を抱き締めて、

何度も何度も

「ありがとう」と「良く頑張ったね」と

泣きながら言う。


御休みなさい。
そして、ありがとう。ネネちゃん。



2020.02.15. 15:30.

病院費 総額 194.580円
通院期間   約 3ヶ月

以上の事を教訓に、次の子の事も考えましょう。
可愛いだけでは駄目なのです。
ちゃんとこの子達の為に貯金をして下さい。

ネネちゃんに教えてもらった事を、
これからも続けましょう。

手帳への金額記入、予防接種、定期検診等。
今は乗り越えられなくとも、いつか乗り越えられる日が来ます。ネネちゃんの事を“忘れる”のでは無く、“思い出”に変えてあげて下さい。

愛するとはなんなのか、大切にするとは、その子を想うとは、其れ等全てコレからの、いいえ、この子達を養う上での永遠の課題だと思います。
迷いながら、悩みながら、それでも前に進み続けて下さい。
“残された”のでは無く“託された”のだから。



2月16日
昨日の事が夢なのでは無いかと淡い期待をしていた私だが、再度、小さな棺の中に収まったネネちゃんを見て、また涙が出た。

昨夜、ネネを小さな棺の中へと入れてあげた。
沢山のお花と好きだったお菓子、お腹が空かない様に餌も入れてあげて、母と弟の3人で入れてあげた。

小さく冷たく硬くなった身体を抱き締めて、この子の生の終わりを実感する。

後悔がひとつだけあるとするならば、14日のまだ意識のあったであろうネネちゃんに「もう少し頑張ってみようか?」と言ってしまった事だ。
その言葉通りこの子は私が来るまで独りで病気と戦い続け、頑張ってくれたのだ。だが、私は最後のこの言葉が彼女を苦しめてしまったのでは無いかと後悔している。
動物も同じか分からないが、人間の死の一番最期の瞬間まで残っている感覚は聴力だと聞いた事がある。
この時彼女にも意識が有り、この言葉を聴いていたとしたら、私は彼女に悪い事をしてしまったと思う。この後悔を私は一生抱え続けるだろう。だが、この想いは決して忘れてはいけないモノだと思う。

零(PS2のホラーゲーム)でも言っていた通り“残された”のでは無く“託された”のだ。彼女が大切にしていた他の子達の事を。
だから私はこの子達の為に、ネネの事を教訓に考えて行こうと想う。前に進み続けて行こう。
彼女の事を“思い出”に変えて、共に歩もう。


因みに、母と弟にもこの文章を読んで貰ったら、2人共泣いていた。
それだけネネを大切に想ってくれていたのだと思うと嬉しくなった。と、同時に私の拙い文章が人のナニかを動かせたのだと思ったら少しだけ誇らしくなった。


2020.02.16. 18:00. 終筆.


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