お兄ちゃんの帰国5※

 
そうか、俺が声を掛けた奴は誰かの親衛隊だった訳か…
其れにしても親衛隊とは、そうゆうモノだったか…?
普通に考えてみたら過激なファンなだけじゃないのか?

「此処の奴らは殆どが勘違い野郎だから相手にしない方がいいよ」

「でも、勘違い野郎だとしても可愛い弟をムカつくなんて言われたら、俺だって黙ってられないよ?」

「優しい兄貴を持って俺は幸せ者だねv でも大丈夫だよ?
其奴らの事あんまり好 きじゃないし、ムカついたら遠慮なく殴るし蹴るし」

嗚呼…あんなに可愛かった弟も、4年も見ない内にこんなに逞しく育つなんて…
お兄ちゃんどういったリアクション取ってもいいか分からないよっ!

「帝国を作る前に、ウザい親衛隊を全員黙らせてからだね。
其れから族狩りの奴らを懲らしめないと!」

さて、此れから大変だぞ。
多分だが、さっき一緒にいた奴らは刹那に気があるんだろ。

「後1つだけ。
さっきの刹那の友達…彼奴らの中に、彼氏とか…いないだろうな…?」

心配はそこだ。
刹那に彼氏が出来てたらお兄ちゃんは泣くよ?

「いる訳ないよ!俺は特定なんて作らない主義だもん」

特定なんて作らない主義…?
何だ其れは…まるで、もう誰かと体の関k…

「生徒会の皆は俺のセフレだし?」

ゆ…許せんぞ生徒会!
俺の可愛い弟をっ!!

「…他は、いないんだろう…な?」

「え、他?後は海斗さんだけ」

彼奴もかっ?!
あの野郎…もう刹那に手を出してるとは…!!

「体の関係だけだから、心配しなくて大丈夫だよ?」

そうゆう問題じゃないんだよ刹那…。
心だよ、心の問題…。

離れ離れの間に刹那のヴァージンは奪われてて、其れに奴らがセフレだぞ?
しかも、あのホストもだ…っ!

「お兄ちゃん、何だか泣けてきたよ…」

「どうして?」

「…はぁあ…」

可愛い弟が男に掘られたなんて、しかも身近にいた奴も…。

「兄貴もセフレ欲しいの?だったら俺がなったげようか?」

「何、言ってるんだ…いや、其れは無理だよ!!」
 
兄弟同士で何て発言を…!

「体の関係に兄弟も関係ないでしょ?愛し合う訳じゃないんだし」

まぁ、そう言われればそうだが…。

嗚呼、此の子は心臓に悪い。
お兄ちゃんとして、此の子は心臓に悪過ぎる…!

「って訳で決まり!」

「えっ、ちょっ…」

何故か跨がれてる…。
にっこり笑った刹那が、俺を跨いで、服を脱がしてる!!?

「漠挙゚?!」

「あ、もしかして男同士でするの初めてとか…?」

「いや、そうゆう訳じゃないんだが…」

ロンドンの学校は此処と同じ男子校で、性処理の為に男を抱いていたが…

「なら問題ないじゃん!」

泊蛯「にあるよ!!

「ま、待て刹那!」

「待てない」

「う゛…」

口を尖らせて頬を膨らませている刹那が凄く可愛い!
けど、本当にいいのだろうか…兄弟同士でそうゆう繋がりを持ってしまって…。

「兄貴は、俺の事嫌い?」

「嫌いじゃないよ!大好きだよ!」

嫌いな訳がなかろうっ!

大好きさ!

「でも其れと此れとじゃ訳が違…」

「じゃあ此の学校の中でセフレ探す?探さなくても寄ってきそうだけどね!」

う゛…。

大好きな刹那をよく思ってない奴なんかに勃つ訳も、ないし…。

どうしたらいいんだ…。

「でもやっぱり兄弟でそうゆう事は…」

「兄貴さ、今の自分の状態分かってて言ってんの?」

「…え、何が?」

「勃ってるんだけど」

そう言って少し腰を上げて、刹那は俺のモノに手を置いた。

………Noーーーーーーーー!!

「もぉ、ヤる気満々じゃんv」

違うんだ!違うんだよ刹那ぁ!

此れは何かの間違いなんだ!

訴えようとしたら、刹那は俺にキスをしてきた。

「っ…」

其の間に刹那は自分のシャツのボタンを外して、其れを脱ぎ床へ落とす。

「口開けて」

駄目だ…もう、後に引けなくなってきた…。
刹那と密着してるから、俺の息子が少し勃ってるのも分かる。

「……」

諦めよう。
仕方、ないよな……?

観念して俺は口を開けた。
そして、俺も積極的に舌を絡めてみた。
 

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