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飛空くん(2歳)と月島くんと山口くん

「君、顔はそっくりだけど中身は全然似てないんだね」

ツッキーが子供を見る目とは到底思えないような、なんとも複雑な顔で飛空くんを見下ろしていた。泣かないかな、と心配になったけど飛空くんはニコニコとしたままツッキーを見上げているので安心した。

「とあくんパパといっしょなの!」
「昔子供の頃の写真見せてもらったけど、本当に見た目飛空くんと影山そっくりだったよ!」
「ちゅっきー」
「何?」
「たかぐるまちて!」
「高車...?」
「ツッキー!!肩車のことじゃない?!」
「それー!!ちて!!」
「嫌だよ...なんで僕が」

ツッキーがそう言って少し嫌そうに飛空くんを見るけど、飛空くんはめげずにキラキラした目でツッキーを見たまま「ちて!!」と手を広げて待っている。俺はその飛空くんとツッキーがアンバランスで面白くて思わず吹き出すとツッキーに睨まれる。ごめん!ツッキー!

「1回だけだよ。ほら」
「わーーーい!!!」
「あんまはしゃいで落ちても知らないからね」
「たかーい!すごい!ちゅっきおっきいねぇ!」
「まあ、君のパパより僕の方が高いからね」
「さすがツッキー!飛空くんよかったね!」
「うん!ちゅっき、ありがと!」
「別に、まあ、君がもう少し大きくなるまでならまたしてあげてもいいけど」

飛空くんがその瞬間満面の笑みになり俺と目が合う。

「たーくん!ちゅっきやさしいねぇ!」
「そうだよ!ツッキーは昔から優しいんだ〜!」
「山口、うるさい」
「ふふ!またあそぼうね!!やくそく!」
「ちょ、暴れないで!落ちるよ!」








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