「今日はお出掛けの日でしょ!」
「そう、だっけか?……悪い、眠ィから……今日パス」
「デートの約束したじゃない!バカ!」
ベッドの脇で騒ぐレイナをあしらい、ジェイクは毛布を頭まで被った。
仕事から今朝方帰ったばかりで今日はそんな気分になれない。約束はした………かもしれないが。
「馬鹿って言うな……また明日な…」
「こらーっ!!」
年下の彼女であるレイナは毛布を剥がしてジェイクに馬乗りになった。バシバシとクッションでの攻撃が始まる。
「おい!やめろ!わかった!……わかったから降りろ!」
「そんなこと言って!寝るつもりでしょ」
焦り出したジェイクは仰向けのまま上半身を起こしレイナを引き剥がすと、今度は彼女は腹部に抱き付く様にしがみついてきて退きそうにない。
まずい、やめてくれ……
「レイナ、やめろって!起きるから!」
ジェイクの言葉にレイナは顔を上げて見上げてきた。
「そんな嘘が通用するとでも…、…………っ!えっ?」
彼女は自分の胸に当たった固い感触に不思議そうに視線を落とした。
ジェイクのズボンを押し上げるそれは布越しにでもわかるぐらい立派に主張していて、みるみるうちにレイナは顔を赤くした。
「!な、な、なんで……」
「朝なんだから仕方ねーだろ」
「ジ、ジェイクのえっち…………バカ!」
「…………」
驚きと動揺からレイナの腕の力が弱まったのを見計らったかのように、ジェイクは彼女ごと身体を反転させ、自分の下に閉じ込めた。
「きゃっ!…って、何するのよ!」
紅潮した頬で上目遣い、わざとやってるのかとジェイクは目を細めた。
「….…誘ってんのか?」
「違う!違うから!…ね?」
少し不機嫌な声にレイナは作り笑顔で宥めようとしてくる。
「約束通り、遊んでやるよ」
怪しく口角を上げたジェイクに恐怖を感じたレイナはもう覚悟するしかなかった…。
---
朝○ち…下ネタ。すんません。
祝1周年の話がこれですんません。
140522
ストロベリー ウイルス
title by 星屑リキュール
back
top