▼錬金術師よ、大衆の為に在れ(海軍)


*鋼→海賊
*男主

イシュヴァール経験済みの国家錬金術師。その後人体錬成。持っていかれたものは人間の三大欲。これから先の長い若い人間にとって何が一番つらいかを考えるとこうなった。三大欲とは食欲、睡眠欲、性欲。

といってももちろん食べなきゃ生きてはいけないので、奪われたのは味覚。なんかもさもさと紙でも食べてるような感じで食事してる。はたから見たら全然美味しそうじゃない。作った側からしたら腹立つことこの上ない。

睡眠に関しては一切眠ることは許されない。でも感覚的には眠らないではなく眠れないに近い。どれだけ疲れていても、眠りたくても眠れない。眠りストレスや疲れを取る。それができない。最初のうちは眠ることで行われる情報処理ができずほぼ狂人だった。今まで眠って食べて、普通の生活を送ってきた分、眠りの安らぎを知っている分たちが悪い。眠らせない拷問って昔あったよねっていう。
主人公にとってはこれが一番他人がうらやましいし妬ましい。こちとら発狂しそうなのにどいつもこいつも気持ちよさそうに寝やがって!ってなってる。顔には出さないけど。人生の楽しみが少ないせいか結構表情筋が固まってる。

性欲は不能にしちゃうと立ち直れそうもないので、生殖機能がない感じで。勃ちはするけど子供はできないみたいな。子孫が残せない。そして本能が必要ないと感じてるせいか不能ではないけど性欲は薄い。というか勃ちはするけどほぼ不能。

でもこの三つは言わなきゃ他人にはわからないし、五体満足なだけにたちが悪い。まあそれ以外は普通なので軍人として普通の生活送ってます。あの戦争を体験した人ってそんなもんなんじゃないのかな。誰かしら何かを奪われてる。長いことたちすぎてなんかもう慣れてきた。あきらめもつくよね。普通に過ごす分にはまあね。

でも眠れないわ食事もほぼ拷問だわのせいだけど周りからはなんかすごく疲れてる感じの雰囲気の人と認識されてる。疲れてるというかけだるげでやる気がない感じ。ダメ人間や…。でもその色気(?)がいいという物好きもいるようです。でもお前そんなこと言ってどうせ俺おいて寝るんだろ…とやさぐれ主人公。死んだら寝れんのかなーとか考えてる。でもそれ永眠だから意味違う。でも仕事はまじめにするよ!まじめに見られてないだけで!眠れない分その時間を仕事に回してるから残業組の強い味方。自分の仕事は終わってても大体付き合って手伝ってくれる。

そんな国家錬金術師が海賊世界へ。多分錬金術の失敗とかが原因。
錬金術師よ、大衆の為に在れ。軍の狗と言われても、もともとの理念たるその言葉と海軍の掲げる“正義”はどこかに通っていたのかもしれない。結局世界が変わろうと職業は一緒。ついでにやっぱり眠れない。

話のオチも見つからない。
何が書きたかったかって、生殖できないならホモのネコにしちゃえば万事解決なんじゃないの!というわけのわからない解決方法を書きたかっただけ()
気絶でもしちゃえば本人は寝れたと思い込めるんじゃないのかな


140228
細かい設定も考えたけど主人公の性格がいまいちつかめなかったため断念。錬金術師よ、大衆の為に在れって言わせたかっただけ。



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