「で、本当に何歌うんですか幸村サン」
「精市でいいってば有梨」
「五十嵐です。私をまだ生かして下さい幸村様」


放送終了後、４人(あ、幸村くんと丸井くんと仁王と私のことね！！)で今後の予定を話すことになった。
何故仁王と丸井くんもいるかというと、幸村くんと２人っきりは死ぬからだよ！


「俺的には"歌に形〇ないけれど"か"初恋の絵〇"かな」


あら意外とまともな曲。


「あ、確か"歌に形〇はないけれど"はそこら辺にパート分けの譜面があったかも」
「ん、ここ？」


幸村くんに、幸村くんの後ろにある棚を見てもらう。
見られてまずいものは無い……はず……多分。


「あれ？ この手書きの楽譜は何？」


……あ。


「ちょ、ちょっとしたメモだよメモ！」
「ふーん？」


いや、前の世界でのテニプリキャラソンとかテニミュの楽譜を作っていただけなんだよ！
ちょっとかなりアレンジしつつ！


「これ暁が書いたの？」
「へ、あ、まぁ……」


私が作ったものでは無いけどね。

その時、幸村くんがフフフ、と笑った。
嫌な予感……

























「じゃあ俺たちが歌うやつ、暁が作った曲にしようか」

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