ショートノベル | ナノ


眠いなら


思わず、欠伸を漏らす。
そしたら、跡部ぶちょーの眉間にお皺が。
それでもイケメンとか、もう潰れればいいのになんて言わない言わない。


「テメェ、夢・・・」

「どうしたんですか、あとべー部長」

「誰があとべーだ!? この俺様が折角勉強を見てやってるっというのに・・・。俺様に泣きついて来たのは何処のどいつだ、アーン!?」

「あー、それきっと私ですね」

「きっとじゃねぇ! お前だ、夢!!」


すっごく大きな声で怒鳴りつけられるけど、うん、気にしない。鼓膜が破れたら部長に・・・。
まあ、今は絶賛期末テスト勉強中なんですよ、はい。
ぶっちゃけ私今回色々と危ないので、素敵で無敵でうざい俺様何様跡部様に助けを依頼した所存でありまして。
仕方ないじゃないですか。人間は、睡魔に勝てる程強く作られていないんですよ。特に私は。


「眠いときはー、寝たくなくなるほど寝たらいいって聞いたんでー、寝ていいっスかね? 部長?」

「そうか、そんなに寝たいなら寝かせてやるよ。永遠の眠りにつかせてやる!」

「わー、嘘です嘘。嘘に決まってるじゃないですか、あはは」

「大体、そんな事何処で誰から聞いたんだ? ジローか? それとも伊達眼鏡か?」

「ぶっぶー、どちらも大外れ。部長から聞きました」

「・・・は? 俺はそんな事、」

「あ、間違えました」


やれやれ、うちのアホ部ぶちょーがそんな事言った暁にはダブルラリアットを食らわせてーの、鼻フックデストロイヤーの刑ですよ。まったく。
下ネタはヤメてくださいよクソ泣きボクロめ。
寝たくなくなるまで寝ればとか・・・貴方が言うとヒワイなんですよ部長。
あ、嘘です。ジョークです。じゃぱにーずじょーくです。ごめんなさ・・・痛い痛い頭ギリギリしないで。


「某超人的テニヌアニメのラジオで・・・」

「・・・おい・・・、」

「跡部景吾さんの中の人、諏○部さんが、」

「アウトォオオオオオオッ!!!!!」

「ゴゥフッ、!!?」


跡部部長、おでこが痛いです割れそうです。
ぶちょーと私のおでことおでこがごっつんこ。
石頭ですかぶちょー。お星さまが飛んでるんですよ。あとで覚えてろよ泣きボクロめ。


眠いなら
▼あとべぶちょー は いしあたま だった
跡部ぶちょーに中の人ネタはダメ、ゼッタイ。頭を割られます。


後書き
ごめんなさい。
つい出来心で・・・中の人ネタダメだった人、本当にごめんなさい。
あ、やめて、どろだんご投げないでっ

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