ショートノベル | ナノ


仕草に


ふ、とアンディが前髪をかきあげる。
思わず私は手を止める。


「アンディ」

「なんだよ、夢」

「・・・なんでもない、呼んだだけ。アンディのばーか」

「はぁ? 意味わかんねー」


ふ、としたアンディの仕草にキュンとしたなんて、死んでも言ってやらない。

仕草に
ばかアンディ。

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