ショートノベル | ナノ


Happy Merry X'mas!!


12月24日。
それは、年に一度の大きな大きなイベント。
クリスマスイブ。
うん、それもそうだね。
でもね、違うの。
今日、12月24日は・・・。


「リョーマっ!」

「うわっ・・・何だよ、夢」

「何だよはないでしょー? せぇっかく私が来てやったのにー!」

「来てなんて呼んだ覚えはないけどね」

「もー、リョーマくんつれなーい」


なんて馬鹿なことしつつ、私はクス、と笑う。
やっぱり、忘れてるんだろうなぁこのテニスバカは。
テニスだぁい好きなこの子は。


「リョーマ」

「何」

「Merry X'mas」

「ふーん」

「あーんど、Happy Birthdayリョーマ!!」

「・・・は?」


今日は、リョーマの誕生日。
年に一度の大イベント。
リョーマの生まれた日だもん。大イベントでしょ?
ほら、このアホ面は完全に忘れてた証拠。
自分の誕生日も覚えてないなんて、可愛いんだから本当にもう。


「誕生日プレゼントとクリスマスプレゼント一緒で悪いけど」


私は少ししゃがんでリョーマの頬に触れるだけのキスをする。


「生まれてきてくれてありがとう、リョーマ。愛してるよ」


私より少し小さい君。
でも、いつも一直線で。
我が道を通して。
テニスバカで。
テニスでは本当バカみたいに強くて。
どんなに強い相手でも生意気に余裕を見せていて。


「・・・ありがとう夢」


大好きな大好きな、王子様。


*アトガキ*
リョーマ誕生日おめでとう!
やっぱり、ほかのキャラの誕生日も重要だけど、
リョーマの誕生日はまた別ですよ。ええ。
リョーマがいなかったらテニプリは成り立たないし。
何と言っても主人公だし。
本当に、テニプリを生み出してくれてありがとう許斐先生。
「まだまだだね」って言って強い相手と戦ってくれてありがとうリョーマ。
もう、先生もリョーマも大好きです。
愛してる!!!!

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