小説 | ナノ



おそ松さん
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※会話文だけ


おそ松の場合
「えーどうするなまえ?」
「言うしかないでしょ。家帰ってケーキ食べたいし」
「待って!俺よりケーキ優先すんの?俺ケーキに負けんの?」
「負けるって…だって食べたいんだもん…あ、おそ松も食べる?」
「本当にっ……いや、でも俺なまえに嫌いなんて言えない!」
「うわー、めんどくさい」
「ヤダー!ヤダヤダァ!俺なまえに嫌って言わないからなまえも俺に嫌って言わないでよー!」
「ちょっと…!どこ触ってんの!?分かったから!言わないから触んないでよ!」




カラ松の場合
「何故だ!?俺はなまえを愛しているのにっ…!運命のイタズラだと言うのか!?」
「んなわけないでしょ。言うよー、カラ松きら…」
「うっ…!」
「ちょっと泣かないでよ!」
「で、でも…」
「本心じゃないから!カラ松の事嫌いじゃないから!」
「本当か!」
「本当本当、だからカラ松も早く言ってここから出よう?」
「分かった……なまえなんて嫌いだ」
「ヒッ…!」
「え!?」
「別に顔を怖くして言わなくても良いじゃん!!」
「ええ!?すっ、すまない!泣かないでくれ…」




チョロ松の場合
「なにこのふざけた条件…」
「なんかありがちすぎない?」
「僕、今日にゃ〜ちゃんのライブがあるから早く出たいんだけど」
「私もドラマ始まっちゃうから早く言お?」
「なまえ嫌い」
「チョロ松嫌い」

「なまえさっきの嘘だから」
「うん知ってる。私も嘘、本当は好き」
「…僕も好き」




一松の場合
「嫌いって言わないと駄目なんだって。ほら早く言って俺お前嫌いだから」
「うわ酷い…一松なんてきら…」
「は?簡単に言わないでよ。嫌いって言う前にもっと言うことあるでしょ。例えばこんなゴミクズ生きる価値ない…とか」
「ちょっと一松さん?」
「早く」
「いっ…一松なんて生きる価値のないゴミクズなんだから酸素の無駄使いしないでよ!」
「…もっと」
「だいだい何で私が一松なんかと一緒の部屋に閉じ込められないといけないの?最悪…」
「良いね、そそる」
「このM松が…気持ち悪いんだよ、罵声浴びられて喜ぶなんて。本当嫌い………ほら言ったよ早く出よう!」
「フヒヒ…なまえご馳走さまでした」
「止めて」




十四松の場合
「えー!?なまえちゃんに嫌いって言わないと出られないの?やだよー!」
「うん。私も十四松に言いたくないよ」
「んー…じゃなこうしようなまえちゃん!ちょっとドアから離れてて!」
「え?」
「わっせ、わっせ…どぅゎーーい!!」
「えっ…ええ!?体当たりでドアを壊した…?」
「ほら、ドア無くなったから出よう?」
「あ、はい」




トド松の場合
「らしいよなまえちゃん…」
「そうですね」
「どうしよう…僕なまえちゃんに嫌いなんて言えないよ!」
「はいはい、あざといあざとい。…トド松聞いて」
「何?」
「嫌い」
「ええ!?えー…何で言っちゃうの!?」
「だって言わないと出られないだよ。ほら、トド松も早く言って」
「うう…なまえちゃん嫌い」
「あ、開いた。ありがとう、偉い偉い」
「もー!撫でて誤魔化さないでよー!」


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