お礼文 | ナノ

季節の移り目(秋)

▼夏の終わり秋の気配(ハンター夢:5兄弟)

 ※原作と違って兄弟が仲良しです

「この時期って、なーんか物悲しい気分になるよねー。センチメンタルな感じ?」

「……センチメンタル?お前が?」

「失敬な!」

「夏の終わりって言えば、あれだよな。ブタくんの部屋の空調の設定温度がちょっとだけ上がるんだよな」

「ミル兄様が少しだけ環境に優しくなる時期ですね」

「いいんだよ、冬は暖房つけないんだから。その代わりだ」

「はいはーい!あたしはねぇ、お庭にトンボがたくさん飛ぶようになったら、もうすぐ夏が終わるなーって思うなー」

「もー、アルカったらかわいー!」

「お前もソイツを見習って、もう少し可愛いげをもてば?」

「さっきから余計なお世話だっての、イルミ!」

「事実だろ。……まあ、でも、あれかな。秋が来るって1番感じるのは」

「あーそうだな」

「やっぱあれだなー」

「そうですね」

「だねー」

『夕食の献立に毒キノコが増えたときかな』

「……デ、デンジャラスね……」



▼君で感じる季節(まるマ夢:有利&コンラッド)

「段々日が短くなってくるんだよなー。部活してる内に、あっという間に夕日が沈んで、真っ暗になっちゃったりさ」

「あたしは、そうだなー。有利の日焼けが落ち着いてくると、ああ、夏が終わるんだなーって感じるかな」

「そうそう。風呂に入ったときにヒリヒリしなくなるんだよな。お前も日焼け止めを買う間隔が空くよな」

「うん。一応一年中塗るけど、夏ほど用心はしないかな。あ、あと、有利の食欲が増してくるときかな。食欲の秋っていうの?お米が美味しくなってくるみたいで、おかわりの量が増えるんだよね」

「あんまり食い過ぎると、ゆーちゃんがおデブになっちゃうー、って、おふくろに止められるんだけどな……って、お前も人のこと言えないじゃん。去年は夕飯が食えなくなるまで果物ばっかり食ってただろ」

「あはは、まあそうなんだけど。……それと、有利がお風呂から上がってくるまでの時間が長くなってきたときとか。元々長風呂は苦じゃないみたいだけど、それでも夏は湯船に浸かる時間が短いもんね。秋口になると、それが長くなってくるの」

「夜は気温が下がってくるからな。しっかり暖まっておかないと。お前も半身浴の時間が延びてくるよな」

「そうそう。それと、有利が……」

「それを言うならお前も……」

「……陛下と殿下は、本当に仲がいいんですね」

「陛下って呼ぶな、名付け親」

「殿下って呼ばないでよ、名付け親」

「失礼。つい癖で」



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