「〜ったく…なんで俺がこんなジメッとした所でジメッとした奴と暮らさなきゃいけねえんだよ…!もう誰でもいいから迎えに来てくれよぉ〜…っで!」
「…ってえなぁ!誰だよこんな所にデッサン人形置いたヤツぁ!」
「あの、」
「いや誰じゃねえわあいつしかいねえわ!クソ、ぜってえ5,6ぶん殴る…」
「斎藤さん?」
「んだよ!…って…は…?」
「ああよかった、気づいてくれた。大丈夫ですか?」
「おっおめえはヒキコモリと仲いい氷女!つーかなんで俺の下にいるんだよ」
「斎藤さんが転んだ拍子に私も巻き込まれちゃったから…どこか怪我はしてませんか?」
「ああ…さっきモフっとしたのはお前か 俺ぁ平気だけどよ、お前さぁ」
「へ…?きゃっ」
「得体の知れない男とこーんなに密着しちゃって、何とも思わねぇのぉ?」
「??何とも?何か、感じなきゃいけないことでも?」
「は…お前、貞操観念低すぎだろ。バッカじゃねえの?じゃあお前あれか。生娘か」
「きむすめ…?」
「へぇー…あんな男だらけの所につっこまれて今までな〜んもされなかったのか。ケケっいいねぇ、そういう奴ぶっ壊すの俺ぁ大好きだからよぉ!
丁度むしゃくしゃしてた所だ、ここらで1発…でっ!!?」
「きゃっ!?さ、斎藤さん!?」
「○○ちゃんに何してはりますんやぁ斎藤は〜ん…」
「アラくん!いきなり何するの!?斎藤さん気絶しちゃっわっ!」
「こっちおいでやす、○○ちゃん。あとそこのエルフには今後近づかない方がええどす」
「ええっな、なんで…?アラくん、怒ってる…?」
「…へえ、正直かなり。とにかく、わてのそばを離れんといておくれやす」
「う、うん…わかった…あ、アラくん。きむすめってどういう意味?」
「・・・○○ちゃんは知らんでええ言葉どす」