?配役?

白雪姫・・・オズ
継母・・・シャロン
シャロンの腹心の部下・・・ブレイク
ヘタレな猟師・・・ギル
自我を持つ鏡・・・アリス
7人の小人・・・パンドラの役人


白雪姫


昔々あるところに、オズという、それはそれは美しい少年がいました。オズは、その美しさから白雪姫と呼ばれていました。

オズには継母がいて、名をシャロンといいました。彼女は、ある鏡を持っていました。その鏡は自我を持っていて、聞かれたことに独断と偏見で答える鏡でした。
シャロンは、鏡をアリスと名づけてかわいがっていました。

白雪姫が15歳になったある日、シャロンは鏡に「鏡よ鏡よ鏡さん、世界で一番美しいのは誰ですか?」と聞いてみました。
鏡は、「それはオズだ!」と答えました。

世界で一番美しいのは自分だと思っていたシャロンは怒り狂って、猟師であるギルバートに「白雪姫を殺して心臓を取ってきなさい!」と命じました。

オズを殺すように命じられたギルバートは、良く言えば優しい、悪く言えばヘタレだったので、

「こ、これは仕事なんだ…」

「いやでもしかし」

「やっぱりオレにはオズを殺すことはできない!!」

と自問自答して逃げていきました。
オズの心臓を持って帰ることのできなかったギルは、シャロンにクビにされましたとさ。一方、1人森の中に残されたオズは、「今日のごはんは何だろなー♪」と、のんきにギルが去る前に持たせてくれたクッキーを食べながら歩いていました。

しばらく歩いていくと、小さな家を見つけました。中に入ると、誰もいなかったので、オズはしばらくそこにいることにしました。

しばらくするとその家に住んでいた7人の小人が帰ってきました。7人の小人はオズの美しさに心を奪われ、オズに一緒に住むように言いました。


「んー、楽しそうだからいっか」

と、オズは小人たちと住むことにしました。


しばらくたったある日。
ギルが役に立たなかったので、シャロンは自分でオズを殺そうと思い、商人に変装して小人たちの家に行きました。小人たちが留守にするのを待ち、シャロンはあらかじめ腹心の部下に作らせておいた激辛アメをオズに渡しました。

アメを舐めたオズは一瞬変な顔をしましたが、

「おいしいじゃんコレ!もっとちょうだい♪」


…予想外のことを言いました。「ま、負けましたわ…」


それからというもの、シャロンは改心し、オズを7人の小人たちと共にお城に住まわせました。
ギルもクビにしないで、もう一度雇ってやりました。
腹心の部下も一緒に11人で一生幸せに暮らしましたとさ。



「…何か違わないか?」

「うん…」

「というか、オズ様をいじめても手応えがありませんわ!」

「ていうか、いじめられてるのはむしろブレイクなんじゃ…?」

「そうですヨー私名前すら出てきてないじゃないですカー」

「私なんか鏡だぞ」

「…また別のやる?」

「そうですわね」

「私は眠り姫をやりたいぞ」

「じゃあそれにしますカー」

「そうしよう!」



眠り姫に続く


白雪姫ごっこ






あとがき...

今度は白雪姫をやってみました。
アリスが動かしにくい…!!
次は眠り姫に続きます。


11.2/11 移動・修正完了



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