「ブレイク、起きてるか?」


ベッドの上でぼんやりしていると、遠慮がちなノックの音が聞こえた。


「ハイ、どうぞ」


入ってきたのは、ギルバートとレイム。


「めずらしい組み合わせデスネ…」


ブレイクが驚いていると、


「ザークシーズ、体はもういいのか?」


レイムが心配げに訊ねてきた。


「ええ、お陰様で」

「そうか…」


レイムが安堵の表情を見せたのも一瞬。


「全くおまえは、むやみに力を使うなといつも言っているだろう」


次の瞬間には、説教が始まっていた。
そのうえギルバートまでもがそれに加勢する。


「本当だ!!全くいつもいつも…こっちの身にもなってみろ!」


二人が自分を心配してくれているのだということは分かっていた。
しかし素直に認めるのはなんだか悔しい。


「…オズ君は優しくしてくれたのに…」


そこでぽつりと呟いてみる。


「「え」」


反応をうかがうと、思ったとおりギルバートたちは慌てている。

ブレイクはからかいがいのある二人に、くすくすと笑いをこらえた。


扉の影でにやりとほくそ笑んでいるのがもう一人。


「ギルたちも、まだまだだなぁ」


オズは、慌てているギルバートたちを見て、意地悪そうな笑みを浮かべる。



2人とも…



(もっと)
(優しく)
(してあげなきゃ)



あとがき...

濃霧さまへの相互記念小説の続きを書いてみました!
からかいブレイク&腹黒オズ君!!
このアイデアは濃霧さまが考えてくれました!!
なんかもう別の話になっちゃってるような気がしますが…(前の話とのつながりがほとんど…)
濃霧さま、こんなんでよかったらもらってやってください!
こちらはフリーとなっております。
ご自由にお持ち帰りください♪
あ、一言言ってくださると嬉しいですっ
ここまで読んでくださってありがとうございました!

09.10.26 ナオ

11.2/11 移動・修正完了






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