「あーつーいー」


声のする方を見ると、ブレイクがくたっと机に突っ伏していた。


「おまえな…オレも暑いんだから仕事しろよ」


ギルバートはその姿に呆れ混じりに声をかける。


「あつくてやる気出ませんヨー」


ブレイクが顔を上げ言う。


「終わったら冷たいもの作ってやる」


「本当デスカ!?」


パッとその表情が明るくなる。
彼はすばやく身を起こすと仕事に取りかかった。

(我ながら、ブレイクの扱い上手くなったよな…)


書類を片付ける手は休めずに彼の方を見る。
山ほどあった書類は、もう半分ほどの量に減っていた。
勢いを止めないその姿に苦笑しながらも、ギルバートは手を動かした。


はやくあの幸せそうな笑顔が見たくて。









あとがき...

ザ・季節外れ!!
ブレイク可愛いですよねっ!!
ここまで読んでくださってありがとうございました!!
09.10/8 ナオ

11.1/10 移動完了







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