小林くん2 | ナノ
二つの荒い息遣いがトイレの狭い個室の中でやけに響いているようだった。
「ンッあっあっ、やまぐちく、わっあ、吸っちゃや、やぁっ」
「はアッじゅるっじゅっぐじゅっんっ」
こんな真昼間の学校で、授業をサボってまで二人でなにしているんだろうと先程まであった冷静さは、山口くんの巧みな愛撫に慣らされてしまっている僕からはすぐにかき消されてしまっていた。

昼休みに山口くんの友人達と混じってご飯を食べていたのだが、昼休みが終わる直前に山口くんに急に多少の荒さを持って引き摺られ、周りはまたかと言った感じで見送ってしまうので、あっさりと人通りの少ない棟のトイレまで連れて来られてしまった。

そこで既に熱く立ち上がっているソレを押し付けられたのだ。

「うっはっぁう、ねえっねえっ、じゅぎょ、授業でなきゃ、アアッ」
「んっぢゅっ、はっ出るの?こんな格好で?」
自分の格好を見下ろすと、山口くんにシャツの上から吸われまくってビチャビチャな透け乳首と、それに感じて押し上げてきている自分のアソコが見える。更には我慢汁でズボンにまで染みが出来ていた。
「あっやらっえっち、えっちなかっこう、やあんっあっん」
「そうだよね、こんな姿でみんなの前に出たいなら俺はいいよ。恥ずかしがってる小林くん見たいし。」
「んんっやだよぉ、やまぐ、やまぐちくん、らけっ山口くんにだけ、んっ」
本気な声のトーンで言うものだから教室に戻されるのが怖くて、自分から乳首に山口くんの顔を押し当てた。すると、嬉しそうにまた吸い付き始めるので、腰がガクガクして立っていられず便器に腰をずるずると落としていく。不細工で貧相な身体のどこに興奮するんだろうって毎度の事ながら思う。
「あっも、それ以上、だめっぇっああっあん、やーっ」
「んっ乳首だけで、いくの?した、触ってないよ、ッ」
でも僕のアソコは執拗に弄られた乳首のせいでどろどろになっていて限界だった。
「いくっいくいくっいぐっぅっおっぱいでっぇっオチンチン、いっちゃ、よぉ!あーっ!」
山口くんの荒い息と共にガリッと噛まれた拍子にそのままズボンの中で出した。

もうこんな事になってから、一ヶ月近くは立つと思う。
今だに山口くんが僕に近付いた意図とか理由なんてわからなかった。だけど、まるで昔からずっと僕のそばにいてもうお互いの知らない事なんかないってくらい一緒にいるし、どこでもかんでも求めてくる山口くんに必要とされているんだと思うと何も知らずに飽きられるまでは出来るだけそばに居たいと思った。

以前と違って、もう僕が一人になることはなかったけど、山口くんの友人達は仕方なく僕を仲間に居れてるのは見てわかるしほとんどの人が僕を隣に置くことを納得できてない人ばかりだ。それでもそんな気持ちを素知らぬ顔で僕にベッタリ構うので、誰もがそれを黙認するしかなかった。山口くんの前では。
朝から放課後までほぼ一緒だけど、やっぱり人気者の山口くんは頻繁にお誘いを受けているようだったがそれを一つも受けずに僕の元に戻ってくる。
それにいい気のしない人達だろう、僕は嫌がらせを受けている。下駄箱のなかにゴミを詰め込まれてたり、机に落書きだったりでどれも地味なものだけれどショックがない訳ではなかった。一緒にご飯を食べたあの中に犯人がいるんだとしたら胸やけみたいにムカムカして僕は前より更に身体を縮こませて存在を消すようにしていた。
その状況を、山口くんは知っている。と思う。
だけど何も言わなかった。僕も何も言ったりはしなかった。


「はっはっ、小林くんの、きもち、んんっ」
「あっあっこすれっこしゅれて、ふっあっあーっ」
後ろから抱きかかえられ、身体すべてを密着させて、僕の肉付きの薄い太ももにチンチンを挟ませて出たり入ったりを繰り返している。
山口くんのチンチンが僕の裏筋に擦れて気持ちよかったし、下を向くと僕の股から赤黒くテカテカしたチンチンが見えているのにひどく興奮した。
僕と山口くんの体格は大違いで、180を軽く超えていて着痩せするがっしりとした身体にのし掛かれると僕はスッポリと埋まってしまう。
「ああっ小林くん、小林くん、かわいい、かわいい、んっ、俺のものだよっ、ずっと、ああっはっあっ」
「ああーっおちんちんんっ山口く、んのオチンチンだいすきっあっんあっあっ」
「っぐっはあっはっもっといってっ、」
ハアッハアッとワザと耳元で吐かれると更にキツく太ももを閉じてしまった。ウッと唸る声が聞こえると勢いよく精液が飛んで僕の胸元を汚した。

そのあと激しく僕のチンチンもしごかれてあっさりとイった。それから、興奮冷めやらぬ山口くんに全身を舐めまわされて、何時の間にかまた次の授業のチャイムが鳴っていた。
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