チャット | ナノ
祐一には最近ハマってる事がある。
大学生なんて決まった単位だけ取っていれば暇なもので、バイトも週2しか入っていないし遊ぶにしても人見知りの俺には友達が少ない。というか大学には遊ぶような仲にまで発展した人がいない。一応高校の友人はいるが、皆新しい交友関係に夢中だったりで俺の事なんて構っていられないらしい。悲しすぎる。
そんな中、ほとんどネットサーフィンをして過ごしている廃れた毎日を送っていたのだが、ある時チャットという単語が目についた。興味本位で始めてみるとまあ、まあまあ、なんとまあ、これが意外にも楽しいもんだから学校とバイト以外はパソコンで張り付き、今となっては携帯でもやるほどだ。最初は普通に普通の会話を楽しんでいたはずだったのに、なにがどうしてか好奇心とは恐ろしいもので、いつのまにか18禁チャットルームで俺は、女になりきっている。


-タクヤ-
ユイ、今日はどんな格好してる?

-ユイ-
白のタンクトップ一枚だよ

このタクヤという奴はいつものお相手で、ユイとは俺の事だ。毎度女と勘違いしてエッチな要求をしてくるのだ。そして俺は本当にタンクトップ一枚で下半身を露出させ、チンコを勃たせている。この部屋に入る前からこの状態で、まだ触ってもいないがすでにチンコから汁がダラダラ垂れてきていて、これから起こる快感をもう身体が覚えているのだと思った。

-タクヤ-
ユイはエッチだからもう濡れてるね?

-ユイ-
うん…ユイもうオマンコ濡れちゃってるよ

-タクヤ-
でもまだ触っちゃだめだよ。タンクトップの上からビンビンの乳首クリクリッてして

男に言われたとおり、ぷっくりと浮き出てる弄り慣れた乳首を触ると、腰にまで響く気持ち良さにはアッと声が出る。
チャットを始めるまでは乳首なんて感じるもんだと思わなかった。だけど言われるがまま弄っているとあまりの気持ち良さに、乳首だけでイったこともあるくらいで、いわばこいつに開発されたようなものだった。

「ああんっ、乳首ぃっ、コリってぇ、はぅ、」
乳首に夢中になっていると、向こうから連続で打ち込まれた。

-タクヤ-
エッチなビンビン乳首弄ってる最中か?もういじりすぎて大きくなってるんじゃないか?舐めてやりたい

-ユイ-
赤くなってユイの乳首じゃないみたいだよ…

-タクヤ-
ちゅうちゅうって吸ってもっと赤くしてやりたい。クリトリス触ってもいいよ。

クリトリス、俺に取ってはチンコの事だが待ってましたとばかりに勢いよく扱いた。女のように扱われる感覚が一番の興奮材になる。

「ふぅんっ、あっあっ、あーっぁきもちぃ、クリトリス、クリトリスきもちぃ、よっうっぁっ」

見えない相手に見せつけるかのように、椅子に足を置きM字開脚みたいに開いて腰をくねらせた。その間も、ユイのクリトリスどうなってるんだ?気持ち良くてそれどころじゃないかな?俺もユイのクリトリス舐める想像しながらデカチンしごいてるよ気持ちいい、なんて来る。
卑猥な言葉が送られてる度に荒い息が止まらない。

「ハーッハーッ、オマンコいれたいっ、いれたいよぉ、タクヤさんん、ふぅっ、」

尻の穴が疼いてしょうがない俺が手を伸ばそうとした時にちょうどよく、

-タクヤ-
オマンコ限界だよね?ぐちゅぐちゅってしようか。一気に二本いれるんだよ、それから激しく出し入れして

そう打ち込まれるやいなや、俺の我慢汁が滴り落ちてヌレヌレになっているケツマンに、言われたより一本多い三本の指を突っ込んだ。少しの痛みはあるが、もうほぼ毎日のようにいじってるもんだから余裕ではいる。

「んあぁッ!はっはっぁ、オマンコすごぉいっ、タクヤさんのチンポ、チンポッ!」

自分の指をタクヤのチンコに見たててめちゃくちゃに突いた。でも、最近では指なんかじゃ物足りなくてウズウズしているのが分かる。だけれど自分以外にこの火照る体をどうにかできるものはいないのだ。
「あーっんうっ、もっと、もっとぉ、はっ、あっあっはげしっ、やーっ、あっきもち、きもち、俺のオマンコぉ、」

-タクヤ-
ユイ、ユイ、ユイのオマンコはキツキツなんだろうな。ハメたい。一日中ハメっぱなしにしてたいよ。

-タクヤ-
ユイ、

-タクヤ-
また一人で夢中になっちゃって、ちゃんと俺のチンコ想像して感じてる?

「あっ、うんっうぅんっ、タクヤさんのチンポっ、チンポっだよぉ、ああっもうっ、もっ、ほんものチンポほしっ、ほしいぃっ、はっはっ、あうんっ、」
ちゃんとタクヤのチンポで感じてる事を伝えたくて、吸い付くケツマンからちゅぽんっ、と抜いて、手を後ろに回して体制を変えて指を入れ、なんとか片手で打ち込み始めた。

-ユイ-
ごめんね、きもちよすぎる タクヤさんのオチンチンおっきくてすごいよ

-タクヤ-
いいよ、俺もユイのオマンコ締め付けてくるからもうイきそう出ちゃいそうだよ

-タクヤ-
中に出していいか

-タクヤ-
だすぞ

「あっあっ、タクヤさんのっ、あっあんぐちゅぐちゅオマンコに出すんだぁ、あっうれしっ、だしてっだしてっあ」

俺も一層激しく、前立腺を揉み込むように摩ると腰がガクガクと震えて限界がそこまできていた。

-タクヤ-
いくよ、ユイのエッチなオマンコになかだしっ

ぐちゅぐちゅぐちゅっ、ニュルニュルッ、パチュ、ブチューッ

「あーっだめっ、あっーいくっいくっ、精子出されちゃうっ潮ふくっふくぅっあっああぁぁっうっあぐっ」

同時にビチャビチャのチンコをしごきまくれば、まるで本当に女の潮吹きのように精子が勢いよく飛んで、キーボードを汚した。

「はアッ、はっはっ、あー、まじきもちぃ、」
息を整えて、疲れた体を休ませようとするとすぐさまチャットが打ち込まれたので画面に飛びつく。

-タクヤ-
今日も凄くきもちよかった

-ユイ-
私も。潮吹いちゃったよ恥ずかしい。

-タクヤ-
本当に?ドンドンエロくなっていくな。

-タクヤ-
ねえ、本物のユイにエッチな事したい

-タクヤ-
会えないか

連続で打ち込まれる内容に俺は戸惑った。だって俺は男で、あっちは女だと勘違いしている。会えるわけない。だけど、だけど、もう俺だって、こんな文字だけのやりとりじゃあ物足りなくなっている。
画面越しでしか知り得ない相手のチンコを欲しているのだ。


俺は震える手でキーボードを打った。
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