Clap




「あー・・・ うぅ・・・」

教室に1人
机に突っ伏しながら呻くルーシィ
隣の席にはハッピー先生が置いていった課題の山

「何でこんな事に・・・」


いや、自業自得なのだが
もうどうする事もできない

そして何故ルーシィは夏休みにこんな事をしてるかと言えば
まぁ、簡単に言ってしまえば補習だ
赤点を取ってしまったのだ



「テスト前日に仕事なんか入れなければー!!」

勢いよく起き上がり叫ぶが虚しく響くだけ
また力なく机に突っ伏す



折角今日は皆でカラオケ行く予定だったのに・・・
皆と言ってもいつものメンバーなのだが


「あーっ、もう!
こんなに暑いのに集中できるはず無い!」
「おいおい、1人で何騒いでんだ?」
「えっ、ってグレイ!
何で?カラオケは?てかここ2階!」

何故か居るはずの無いグレイが窓から入ってきた


「細かい事は気にすんなって!
ルーシィを迎えに着てやったんだよ」
「迎えにって・・・
まだ全く手もつけないのよ」

課題の山に視線を向ける


「んなもん遊んだ後でもいいだろ
ハッピーだって怒りゃしねーよ」
「えー・・・ でも・・・」
「皆待ってんだ。行くか行かないかどっちだ」
「うぅ・・・ そう聞かれたら・・・
行くに決まってるじゃない!」
「よしっ!」

そういうとグレイは手招きをしルーシィを窓際へよんだ

すると

「へっ!?」
「ちゃんと掴まってろよ!」

軽々とお姫様抱っこすると
ルーシィの悲鳴と共に窓から飛び出していった・・・ とさ。






人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -