楽屋にて、








カミ「おい愚民」

可恋「何だ伯爵」

カミ「貴様、さっき俺の珈琲にいくつ砂糖を入れた」

可恋「二つ」

カミ「少なすぎるわ!!」

   ああ、うん。そう言うと思ったよ。

   でもいきなり机をバンって叩かないで欲しいかな

   机が可哀想じゃない。

   クイズ番組じゃあるまいし。

可恋「伯爵、私は伯爵の身体が心配何です」

カミ「身体?ふっ、俺は御前に心配されるほど貧弱な身体では無い」

可恋「…糖尿病、知ってます?あれ治らないんですよ」

カミ「俺の知ったことか。病などなった事無いわ」

可恋「ああ、馬鹿は風邪ひかないと言いますからね」

カミ「………」

   っとーカミュ様が私を無言で睨みつけているぞ、まずいぞ。

可恋「…伯爵、甘党なのも良いですが。

   たまには苦いものでも口にしてはどうでしょうか?」

カミ「俺には必要無い味だ」

可恋「いやいや必要です。甘党だけでアイドルやってけませんよ」

カミ「現実でやっていけている」

可恋「…これからの話ですよ」

カミ「…はあ、今日はやけにしつこいな」

可恋「当たり前です」

カミ「何故だ」




   貴様のせいで砂糖の消費が早すぎて

   とうとう"自腹で買え"と日向先生に言われたんだこの野郎。








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