前髪








可恋「レンって何で前髪変なの?」

レン「…え?」

　　　レンと2人でくつろいでるとき、ふと気になったこと。

　　　『神宮寺レンの前髪は、何故1つだけねじれてあるのか』。

　　　おまけに目より下にあるし…鬱陶しくないのかな。

レン「気にしたことないなぁ…昔からこんなのだったし」

可恋「でも髪の毛って伸びるでしょ?いちいちそこだけ残して切るの?」

レン「そうだね」

可恋「えぇえっ!!いちいち美容師に『ここ残してください』っていうわけ!?」

レン「そうだけど…何でそんなこといきなり聞くの?」

可恋「ふと気になったから。前髪にもこだわりがあるんだね…」

レン「可恋が嫌なら、切ってくるよ?」

可恋「それは嫌。そんなの神宮寺レンじゃない。私が認めない」

レン「…そう」

可恋「でもその前髪真似してみたいなー」

レン「え。」

可恋「私にもやってよ!興味出てきた」

レン「…俺はハニーとお揃いは嬉しいけど、前髪足りないよ?」

可恋「じゃあこっちの長い髪使ってやってー!」

レン「…分かりました。クレームはなしだからね?」

可恋「もちろん!」







可恋「真斗真斗ーー!!レンとお揃い!」

真斗「何だいきな…っ!?可恋、どうしたんだ!?とうとう洗脳されたのか!?」

可恋「いや、別にそんな覚えないけど。どう、似合う?」

真斗「くそっ神宮寺め…彼女である可恋にこんな屈辱を…!!」

可恋「…あの?聖川さん??」

真斗「待っていろ可恋。俺が今すぐあいつの息の根を止めてきてやる!」

可恋「いや、だから洗脳されてないって!!」








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