夢を見た

夢の中で俺は俺や葉月にそっくりな綺麗な女性になっていた。

視線を感じ周りを見るが誰もいない。

女性の姿をした俺は半紙を取り出し文字を書いていく
その作業が終わると人形を取り出した。どこにでもある普通の人形。それにふっと息を吹きかけると淡く光った気がした。
半紙を円形に並べその中央に人形を起く。
部屋を締め切りベッドに座っていると箪笥の裏から黒い何かがでてきた。
目だ。黒い何かにたくさんの目が付いている。
俺のことは見えていないようで人形をじっと見つめるたくさんの目。
完全に半紙でできた円の中に入ったところで手を半紙に置く。
脳裏に黒いやつが半紙に包まれる映像が浮かぶ。
きっと俺が思い描いているんだろう。
そうなるように念じ、霊力を半紙に込めると半紙が光り想像したように黒い何かに張り付く。
それはどんどん小さくなる。


光が消えると同時に俺の意識は上昇した。
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