Log3


――コンコン
「ん、なんだこんな時間に…」
時計を見ればすでに深夜の時間帯になっている。
めずらしく遅くまで起きていた俺は、こんな時間に誰だ?
と思いつつも、ひとりの姿を思い浮かべる。
「タツミ…か?」
ドアノブを回しそっと開ければやはり思い浮かべた人物が立っていた。
「どうした?もうこんな時間だぞ。」
「ごとー」
タツミの部屋はちょうど俺の隣の部屋。
何も考えずにそのまま布団から出てここまで来たのだろう。
タンクトップにハーフパンツ姿、手には何故か枕を持っている。
「ごとー、寝れない…。」
目をこしこし擦る、寝ぼけ眼のタツミ。
俺はタツミの手を引き部屋の中へと招き入れる。
「どうした、嫌な夢でも見たか?」
こくん、と頭を縦にふる。
しょうがないな、と布団を捲った。
「ほら、寝るぞ。」
「…うん。」
照明を落として横になる。
そうすれば、すぐに隣からすーすーと寝息が聞こえてくる。
どうやら今日もまた、眠れない時間をすごさなければならないようだ。


***

タッツは寝ぼけてるので次の日の朝「あれ?なんで俺ごとーの部屋で寝てるの?」
ってなる。
まだぎりぎり10代なタッツ。
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