雲行きは


先ほど感じた視線が少しひっかかりながらも波の国に向け先を進む
6人でゾロゾロと歩いているが、目立ちそうだなあ・・・
そんなことを考えると春野さんが口を開いた

「ねえ・・・タズナさん」
「何だ?」
「タズナさんの国って波の国でしょ」
「それがどうした」

私もどうしたのだろうと思い耳を傾ける

「ねえ・・・カカシ先生・・・その国にも忍者っているの?」
「いや、波の国に忍者はいない、が大抵他の国は文化や風習こそ違うが隠れ里が存在し、忍者もいる」

と、カカシ先生は続きいてや軍事力等、火影についても説明してくれた
何気なしか皆そんなに火影様がすごいのか疑ってそうな気がするんだけど・・・

「へー火影様ってすごいんだぁ!」
「・・・お前ら、今火影様疑ったろ」

カカシ先生の言葉に3人がギクリとする
疑っていたのか・・・

「ま・・・安心しろ、Cランクの任務で忍者対決なんてしやしないよ」

安心させるかのように春野さんの頭を撫でながらカカシ先生が言う
春野さんは他の忍者が襲ってこないか心配だったのかと今気づく
そんな所でも気づくカカシ先生ってあれでも一応下忍につく上忍なんだなと思った

「レイ・・・今失礼なこと思ってない?」
『えっ・・・き、気のせいですよ』

アハハと笑って誤魔化す
何故バレたんだ・・・・なにあれ怖い・・・・

ふと、水たまりがあるのに気づく
・・・・あれ?最近って雨降ったっけ?
思わず歩みを止めてしまう

「・・・・レイ、行くぞー」

カカシ先生に先を急がされる

『ぁ、はい』

小走りで皆を追いかける
そんなに気にすることじゃないのかな・・・




(里を出てから引っかかることが多い気がする)




 
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