新しい任務


ネコをつれ、任務受付場まで戻ると依頼人のマダムがいた
名残惜しいけど、にゃんこさんをマダムに渡す
・・・心なしかにゃんこさんの顔が絶望してる気がするんだが・・・

「ああ!私のかわいいトラちゃん、死ぬほど心配したのよォ〜」

そう言いながらマダムはすごい勢いでネコに頬ずりをする
ごめんネコさん


「・・・さて!」

気を取り直したように火影様が口を開く

「カカシ隊第7班の次の任務はと・・・んー・・・老中様のぼっちゃんの小守りに、隣町までのおつかい、芋掘りの手伝いか・・・」

ざ、雑用・・・
こんなのばかりだと目立ちがりの不満が・・・

「ダメー!!そんなのノーサンキュー!!オレってばもっと、こう、スゲェー任務がやりてーの!!他のにしてェ!!!」

言っていると爆発しました
うちは君も不安があったのか納得している顔つき、春野さんはめんどくさいとか思ってそう・・・
自分はどんな任務でもいいけど面倒ごとはやだな・・・

「バカヤロー!!お前はまだぺーぺーの新米だろーが!誰でも初めは簡単な任務から場数を踏んで繰り上がってくんだ!」

火影様の隣に座っていたイルカ先生がうずまき君を怒鳴る
でもそんなことじゃ納得しないうずまき君

「だってだって!この前からずっとショボイ任務ばっかじゃん!!」
「いいかげんにしとけこら!」

カカシ先生がうずまき君を小突く
とてもいい音がなりました、痛そう

「ナルト!お前には任務がどーいうものか説明しておく必要があるな・・・」

そう火影様が言うと任務について説明していく

・・・んー・・・今日の晩御飯どうしよっかなぁ・・・簡単なものにしよっかなぁ・・・
と、いらないとこに意識を飛ばしてたらいつのまにか火影様の説明が終わりそうだった

「・・・Dランクがせいぜいいいとこじゃ」
「昨日の昼はとんこつだったから今日はミソだな」
「きけェェェイ!!」

あれ、自分もしかしてうずまき君と同列・・・?おうふ

「あーあ!そうやってじいちゃんはいつも説教ばっかりだ、けどオレってばもう・・・!いつまでもじいちゃんが思っているようなイタズラこぞうじゃねェんだぞ!」

そううずまき君は火影様に言い放つと拗ねたように火影様に背を向ける

火影様はそんなうずまき君を、成長した息子を見るような、とても優しい眼差しで見ていた

「分かった」
「え?」
「お前がそこまで言うなら、Cランクの任務をやってもらう・・・ある人物の護衛任務だ」

皆少し驚いた中でうずまき君は嬉しそうな声をもらした

「アハ!だれ?だれ?大名様!?それともお姫様!?」

いやいや・・・さすがにそんな重要人物はないって・・・

「そう慌てるな、今から紹介する!入って来てもらえますかな・・・」

前半はうずまき君に、後半は扉の向こうの誰かに言った
扉が開く

「なんだァ?超ガキばっかじゃねーかよ!」

酒を飲みながら依頼人らしき人物は入ってきた

「・・・とくに、そこの一番ちっこい超アホ面、お前それ本当に忍者かぁ!?お前ェ!」

それを聞いたうずまきは周りをキョロキョロ見ながら

「アハハ、誰だ一番ちっこいアホ面って・・・」

そんなうずまき君を皆が見下ろす
自分もうずまき君よりでかいよ

うずまき君は見下ろされてるこに気づいたのか
ぶっ殺す!!と、物騒な言葉を依頼人に投げつける

「これから護衛するじいさんを殺してどーするアホ」

カカシ先生はそんなうずまき君を捕まえなだめる




その後、依頼人・・・タズナさんの自己紹介をうけ、集合する時間を決めた後、各自準備してくるようカカシ先生に言われ解散した

(面倒くさいことになりそう)


 
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