気を使いすぎ


どうもレイです
今日も元気にCランクの任務をしています
今回は珍しく遠い場所へ依頼物を届ける任務、約一日かけて行くらしい
途中で休憩をはさみながら移動し、先生曰わくあと半分もしないでつくらしいが、もう暗いので野宿をすることになった


「よし、飯も食ったしお前ら寝ていいぞー」
「俺もうクタクタだってばよー・・・」
「私も・・・」

ナルト君とサクラちゃんが毛布にもぐりこみ、5分もしないで寝てしまった
サスケ君も最初は寝まいと思っていたのか船をこぎながらも頑張って起きていたがすぐ寝てしまった
まあ、ずっと走っていたもんね、そりゃ疲れて寝ちゃうわ

そう思いながら、野宿すると聞いていたので持ってきていた小説を読む
先生も本を読んでいる、イチャパラだけど
・・・・生徒の前、しかも夜中に読むってどうなの・・・・


「・・・ねえ、レイ」
『んぇ?な、なんですか?』

いくらか小説を読んだ時に、不意に先生が話しかけてきた
少し驚いて返事したが、変な声でた・・・恥ずかしい

「レイは寝ないのか?」
『・・・あー、と・・・寝ないと言うより寝れない、ですかね』

先生が小説を読む手を休め、こちらを見る

「どゆこと?」
『なんていうんですかね・・・誰かが起きていると自分も寝れないって感じですかね・・・・』
「なに、俺のこと意識でもしてるのー?」

先生が変なにまにました顔でみてくる
無性にイラっときた、殴りたい、殴らないけど

「ちょ、そんな本気で嫌な顔しないでよ」
『え、表情に出してました?』
「うん」
『スンマセンデシタ』
「・・・謝る気ないでショ」
『はい』

先生がため息吐いた気がする

『誰かが起きているのに、自分が寝ちゃうと悪いなぁ・・・みたいな罪悪感みたいなものがあるんです』
「・・・そんなこと考えてたの」
『考えてたっていうか・・・・もう無意識に近いと思います』

あれ、自分だけなのかな
いや、だってさ、わざわざ起きてもらってるのに自分寝ちゃうってなんかさ、なんかじゃない?え、わからない?ごめんなさい

「ちょと気を使いすぎじゃない?」
『うーん・・・私にとってはこれが普通ですからね・・・・』

逆に遠慮なしに色々するとかって全く想像できない・・・
とか、考えてたらいつのまにか先生が横に来た

『ぅぇ、先生どうしたんですか・・・?』

本から目を離し先生を見上げると、頭に少しの重みと温かい感触
先生がぽふぽふと私の頭を撫でていた

『せ、せんせ?』
「んー?何?」

何?じゃないよ
顔が少し熱くなる
少しパニックになり、何を言えばわからなくなり視線をうろうろとさ迷わせる
先生はまだぽふぽふと撫でている

どうしようかと思いとりあえず本に目を戻す
先生は撫でるのを止めず片手で本を読み始めた

どうしたらいいのか分からず、とりあえず小説の字を見つめるが頭に入らず、心地良い振動と温もりが睡魔を連れてきた

すごく・・・・ねむくなってきた・・・・・

時々ふっと気が抜け、頭がかくっとする
さっきのサスケ君みたいになってるのかもしれないなぁ・・・・
ぼんやりそんなこと考えたが、もう考えるのも面倒臭くなってきた



・・・・もういいや、ねよう・・・・・

私は心地良い眠りの世界へと旅立った
朝、先生にもたれ掛かる様に寝る私をサクラちゃんに見られて騒がれるとも知らずに




(おやすみなさい)


 
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