意外な趣味


任務帰りなう
皆でてくてく歩きながら里に帰る
さっきまでナルト君とサクラちゃんが話していたけど話のネタが尽きたのか黙っている
それに我慢できなくなったナルト君


「暇だってばよー!」
「たしかにねー、任務も簡単なやつばっかだし・・・」


私はこうゆう任務ばっかのほうがいいな・・・
難しい任務とかめんどくさいじゃん


「なー、レイー、暇だってばよー」
『私にそんなこと言われてもなー』

思わず苦笑い
暇だって言われてもねぇ・・・

「何かおもしろいことない?」
『そんないきなりいわれてもなー・・・、あ』
「え?なになに!?なにかおもしろいことあるのか?」

ナルト君が興味津々にこっちをみる

『お、おもしろいかどうか分からないよ?』
「なんだっていいってばよ!」

うーん・・・あくまで自分趣味の範囲だから相手が楽しめるものか分からないなぁ・・・

そう思いながら自分のポーチの中を探り目当ての物を出す


「・・・犬?」

ナルト君が私の手のひらに乗っかっている物を見て言う
私が取り出した物は木でできた小さい犬の人形である
サクラちゃんやカカシ先生、サスケ君もこっちをみる

『うん、犬だよ』

私が人形を摘んで持ち上げる

「すごい・・・ちゃんと関節まで作られてる・・・」

サクラちゃんが人形を見ながら感嘆の声をあげる

「これレイが作ったの?」
『そうだよー』
「すげぇ・・・」

ポツリとサスケ君が呟いた

『しかもこれだけじゃないんだよ』
「え!?何か出来るのか!?」


これはただの人形じゃないのだ
人形を軽く上に放り投げる
人形を元の大きさに戻す
人形は私肩よりすこし低い高さの大きさになって落ちてくる

「す、すげー!」
「す、すご・・・」

ナルト君はキラキラした目で、他の3人はかなり驚いた目で人形を見る


実はこの人形は私が作った傀儡もどき
何故もどきなのかと問われると全て独学だし趣味の範囲なので戦闘には使えない

チャクラ糸をひっつけて傀儡を歩かせる


「レイ、傀儡なんてつかえたの・・・」

カカシ先生が驚きを隠さないまま聞いてくる

『趣味の範囲ですけどね』
「く、くぐつってなんだってばよ?」
『簡単に言うと動かせる人形みたいなもかな・・・』


皆が傀儡に夢中なので少し悪戯をしよう←


『ソォラァ!』


某赤髪傀儡師のセリフをぱく、げふん借りて傀儡を飛び上がらせる
着地先はサスケ君


「な・・・!?」


油断していたサスケ君は犬に押し倒される
傀儡を操り尻尾を振らせ、相手の体の匂いを嗅ぐような仕草をさせる


「ちょ!レイ!サスケ君になんてことをするの!」
サクラちゃんの顔が怖い、すごい怖い

「ぷふー!サスケかっこわるいってばよー!」

ナルト君がサスケ君を指差して笑う

「ほぅ・・・本当の犬みたいに動くね」
『すごい練習しましたから』
「戦闘には使えないの?」
『さっきも言ったようにあくまで趣味の範囲なので戦闘には使えませんし、私ができません』
「おい!レイ!こいつをっ!どかせろ!」

カカシ先生と話していたらサスケ君が必死な声でいってくるので渋々どかせ、傀儡を片付ける


「・・・・レイ、覚悟はいいか・・・・」

ギッと睨みながら殺気立った声でサスケ君が言ってくる
やべ、怖い

隣にいたサクラちゃんをサスケ君に向けて突き飛ばす


「ちょ・・・!?」
「ばっ!?おま・・・!?」


サスケ君はよろけたサクラちゃんを受け止める


「あ、ありがとうサスケ君・・・・!(何するんだ!って思ったけどレイグッジョブ!しゃーなろー!)」
「あー!サスケずりーってばよー!」
『カカシ先生そろそろ帰りましょー』
「・・・・うん、そうだネ」





「おい!レイ待ちやがれっ!さ、サクラどいてくれ!」
「いやーん、サスケくぅん!」
「さ、サクラちゃん!俺は!?俺は!?」
「うっさい!ナルトには用はない!」


(ナルト、どんまい)


 
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -