演習の始まり


ついに演習の日がきてしまった
いや、ついにって言っても1日しかたってないけどさ
今日は集合時間の30分前にきた
先生が遅れてくるのは知ってるけど待ち合わせ時間とかあるとその時間より前に行動しないと気が済まないんだよね・・・
今日はこの前のようにならないようちゃんと暇つぶしの本を持ってきた
丸太があったのでそれを背もたれにして本を読み始める

集合時間10分前になると春野さんが来た

「あ、レイおはよ、はやいのね」
『お、おはよ』

集合時間ぴったしにうちは君が来た

「あ!サスケ君!おはよー!」
「・・・・」

無視はよくないようちは君
チキンだから言わないけど
それから10分ぐらいしてうずまき君が来た

「ちょっとー!ナルト遅刻よー!」
「さ、サクラちゃん!ごめんってばよ」
「フン、ウスラトンカチが時間ぐらい守れ」
「なんだとー!」

ちょ、喧嘩するの
とばっちりは勘弁なので少し離れる


離れたとこで本を読んでると目の前にうずまき君がいた

『ぅわ・・・!?ど、どうしたの?』
「いやー、何読んでるのか気になっただけだってばよ」
「あ、それ私も気になった」

春野さんもこっちを見る
微かに緊張するがまあ先生とかよりマシだ

『え、と・・・ただの推理小説だよ』
「すいりしょーせつ?てか漫画じゃないのか・・・」

なんでがっかりしてるのうずまき君
もし漫画だとしても読みかけだから貸さないよ
本に目を戻すとうずまき君は本当にそれだけだったのか春野さんのとこに行った


集合時間から1時間ほどたったぐらいにやっとカカシ先生が来た

「やー諸君、おはよう!」
「「おっそーい!!」」

うずまき君と春野さんが叫ぶ
春野さん春野さん、お顔が怖いですよ
本をカバンに入れ皆のもとにいく
先生がどこからか目覚まし時計を出して12時にセットする

「ここにスズが3つある、これを俺から昼までに奪い取ることが課題だ
もし昼までに俺から鈴を奪い取れなかった奴は昼飯抜き!あの丸太に縛り付けた上に目の前で俺が弁当食うから」

・・・先生意地悪いですね、お腹すいてる人の目の前で弁当食べるとか
まあ私は朝飯食べてきましたけどね!ドヤァ

「スズは一人1つでいい、3つしかないから必然的に一人丸太行きになる」

ううん・・・たしかスズが1つたりないのもちゃんとした理由があった気がするけど忘れた・・・・
まあとりあえず一人で先生に向かっていくとか絶対嫌だから春野さんとできたらうずまき君に相談して協力してもらおうかな・・・・
うちは君は私のことも足手まといだと思ってそうだから拒否されそうだしやめとこうかな・・・

そうこう考えてたらうずまき君が先生にむけてクナイを出してした
え、いきなりなんだ、話し聞いてなかった
うずまき君がクナイを投げようとした瞬間うずまき君の後ろに先生が現れうずまき君を抑える

「そうあわてんなよ、まだスタートは言っていないだろ」

皆の顔が強ばる

「でも、ま・・・俺を殺るつもりで来る気になったようだな・・・やっと俺を認めてくれたかな?」

まあ黒板消し避けなかったら信用されませんよ・・・

「なんだかな、やっとお前らを好きになれそうだ・・・」

先生は笑いながらそう告げる

「・・・じゃあ、始めるぞ!よーい・・・始め!」

その声と共に皆が散る



(嫌な予感しかしない演習)


 
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