怪力すぎてギザギザハートじゃないけど触るものみな傷つけてきた可愛いもの大好きな肉体の耐久力と握力以外は普通な友達いない女の子が、池袋で静雄と出会って依存する話。もし静雄の周りに味方とかが誰もいなくて孤独だったらどうなってたかいふみたいな感じにしたいけど残念ながら文才がない。
更に残念なことに私が原作を読んだのは一年前で、結構記憶があやふや。しかも友達のやつ、本気で続き書くときは本屋でかわねばならんってことです。ほぼ毎日更新しといてアレですが現在リアルがとても忙しくて本屋行ってる暇がない。いや、そんなときの熱帯雨林か…………。


ちなみに普段は夢主のほうが少し力強い。
静雄≦夢主が通常時。キレ静雄≧夢主がvsいざやくん時。


以下お試し小話。書きなぐりなのであとで修正するかも









名前は猫が好きだ。名前は犬が好きだ。爬虫類もいいし変温動物も好き。普通の女の子が泣いていやがる虫だって喜んで触るしゴキブリはカブトムシの亞種にしか見えない。ハダカデバネズミは愛嬌があってかわいい。

でも名前はそれらに全く触ることが出来ない。それだけじゃなく、友達にも、家族にも、ペットのしろみにも、従兄弟の家に生まれた可愛い赤ちゃんにも絶対に触ることが出来ないのだ。


だって名前は力がとっても強いから。


『力がとても強いんだ』そういわれて他人が思うのはなんだろうか?リンゴを自分の手でジュースに出来る?鉛筆が折れる?握力が50を越えている?まぁそんなものだろう。でも名前の『力』は違うのだ。

だれが一般的な女子高生がガードレールをコンクリートから引っこ抜くことが出来ると思うだろう。だれが1トントラックを軽々と持ち上げられる女がいると思うだろう。だれが握力計を修理不可能なまでにぶっ壊す女子中学生がいると思うだろう。答えは否だ。でも名前にはそんな力がある。普通の女の子には全くもって必要ないチカラ、これのせいでだれかと触れ合うことも、抱きしめることも、手を繋ぐことも、恋人をつくることも出来ない。不幸だ。誰かの体温を感じた最古の記憶は幼稚園年中さん、名前はそんな不幸な女だった。池袋で、彼と出会うまでは。


そして、そこで彼女は実に14年ぶりに人肌の柔らかい温もりを思い出してしまったのだった。つまり触るもの皆粉砕してきた彼女が抱きついても、手を握っても、何をしても壊れない人間に依存するのは当たり前なことで―――






親に無茶を言って彼女は東京の池袋に直ぐ様引越した。目的はそう、たった一つだけ。

池袋の自動喧嘩人形、平和島静雄に会うことだけだった。