怪獣たちのいるところ | ナノ


怪獣たちのいるところ


主人公を分身にして、私は駆ける。チャンピオンへの道を駆ける。手持ちはみんな、自慢のポケモン達。え、個体値?そんなの関係ないわ。強くたって弱くたって皆自分の大好きなポケモンばかりだもの。

「勝てるといいなぁ」

打倒ワタルだ。あのチートドラゴン使いめ。いまに見てろよ、一度負けちゃったけど私達は蘇ったんですそう不死鳥のように。ホウオウ?間違えて一度追い返しちゃいました。でもまた会ってくれるってさ。舞子さんが言ってたよ。

こつりこつり、たったった。画面の中の私の分身が、きぃとドアを開ける。王座で待つのはチャンピオン。赤いマントをはおった、ドラゴンつかいのワタル。

「いつかの5327円!のしつけて返してもらおうか!」

一番手は物理アタッカーのデンリュウ。彼の立派なお首には、おまもりこばんがしっかりばっちりかかっているのだ

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