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そしてお兄さんにオムライスとポケモンフーズを席まで持ってきてもらい、それらを美味しく頂いたあと。特に部屋ですることも無いので、私達は少し外に出かけることにした。ちなみにオムライスには肉が入ってなかった。ポケモン世界には肉がないのかもしれない。


そんなことを考えつつもキィ、と音を立ててあいた自動ドアを抜け、目指すはトキワの森。3番道路でもよかったけどたしかあそこには、ゲームだとトレーナーがいたはず。目があったらバトルとか言われて戦闘が始まってもなにをどうすればいいのかさっぱりなので、まず最初に虫ポケで訓練することにしたのだ。ロコンとの相性もいいしね。


「具合が悪くなったら言うのよ」
「きゃん!」


バックの中から取り出したどくけしとまひなおしをロコンに見せて、その存在をアピールするとロコンはいかにもやる気満々、と言う感じで鳴いた。頼りにしてるよ相棒。
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