「そ、そもそもなんでおしりなの?」
「すずめさん、話してもいいですか?」
「ぴよっ」
「あ、いまのかわいい。ワンモア!」
「…………」
「すずめさんのいけず!えっとですね、これには深い訳が」
「どんな訳?」
「私が朝起きたら、すずめさんのおしりが目の前にあったのです」
「ぴゆあ」
「何ですかいまの鳴き声」
「照れるって言ってたよ」
「どこに照れる要素があるんですか……ま、とにかくおしりが目の前にあってですね。私はたいそう仰転したんです」
「ふんふん」
「それですずめさんに、もし朝起きた時、目の前に私のおしりがあったらどうおもいますかーって聞いたんですけど答えてくれなくって」
「そりゃ答えないと思うよ」
「なんでですか?」
「だってすずめさんおとこのこだもん」
「…………なんだと?」