「そうだ佐助さん、アイス買いましょ」
「さっき言ってたやつだっけ」
「はい、夏ですからしゃりしゃりするのしか売ってませんけどね」
「まぁなんだっていいよ、おすすめ宜しく」
「はいはい、……じゃあこれです。がりがりくん!」
「…………青いんだけど、それ本当に食い物?」
「ええ、私は好きです。青がいやならこっちはどうでしょう。さくれです」
「きいろいわぎりの物体はなに?」
「レモンと言う……みかんの仲間みたいなものです。多分」
「害はないよね」
「ちょっとすっぱいぐらいですよ。さ、とっとと清算しちゃいましょ。佐助さんこれ持ってくださいね、重いですから気をつけてください」
「はいはい、猿飛佐助にお任せあれってね。こんなの朝飯前だよ」
「じゃああとニ袋追加しても平気なんですか?」
「んー?うん、それとあと人間一人ぐらいなら軽くいける」
「私忍者舐めてました。すげぇっすね」
「でしょでしょ!」
「あっやめてください笑うの」
「ひどい!?」
「佐助さんの素敵な笑顔のせいで私、嫉妬の目線独り占めですよやんなっちゃう。これだから顔の良い人間は」
「誉めてんだか貶されてんだかわかんないよ」