それはとても寒い、ある冬の朝のこと。ちぃちぃとやけに近くで鳴いている鳥の声に目を覚ましてみると、私の視界は青で埋もれておりました。

「わっつ?」
「ぴぃ?」
「ふむこの感じは以前に触ったことがあるぞ。もしやすずめさんですか?」
「ぴゃっ!」
「ふむ、これがすずめさんと言うことはここが足でここがアホ毛、ここは羽毛……はっ。すずめさんあなた、私の顔に乗せているのは……もしかしておしりなのでは」
「ぴぃ!」
「そうだよじゃないですよばっちいです!さっさと顔からどいてください!」
「びゃっ?」
「なんで?じゃないです、貴方は起きたら私のおしりが目の前にあったらどう思いますか?」
「………」
「…………そこで沈黙しないでください!」