「あ、朱里!何してんの?買い物?」
「ん、美香。そーだよ砂糖と塩がきれちゃったから」
「へぇ……あ!ねね、あの人かっこよくない?あそこの茶髪で迷彩ズボン履いてるお兄さん!」
「ああ、あれは」
「朱里ちゃん。俺これがきになって……友達?」
「あ、こ、こんにちは!美香っていいます!」
「佐助さん……それあんまり美味しくないお菓子ですよ」
「俺は佐助っていいます〜よろしくね美香ちゃん。えー?おいしくないの?」
「うまい棒のほうがかなり美味しいですよ。うまい棒うまい棒」
「ふーん、じゃあそれ買おう。じゃあね、美香ちゃん」
「じゃあ美香、私達買い物いってくっからまたね」
「え、あっ、えっ?ちょっと朱里!こっちきてよ!」
「えー?じゃあ佐助さんはてきとーに色んなのみててくださいね」
「りょーかい」
「ねぇ!なに?あの人と付き合ってんの?」
「あー?いやーうーん。秘密かなー」
「教えてよ!あたしとあんたの仲でしょ!」
「従兄だよ従兄、でも付き合ってる人いるからね」
「……なーんだ。つまんないの」
「それじゃ、買い物すっからばいばい」
「えー……あとで佐助さんの写メ頂戴!」
「いいよ、一枚10円ね」
「金とんの?」
「佐助さん写真きらいなんだよ」
「しょうがないな、100円だすから10枚よろしく!」
「……はいはい」
「また学校でねー!」

「侮りがたしイケメン……やっぱつれてくるべきじゃなかったかな」