0224

美春さま、こんにちは。
コメントありがとうございます。

由貴也、本当にヤンデレでしたね、今回の話……。
彼は淡々としているように見えて、ものすごく嫉妬深く、執着心も強いです。
哲士とは対照的なキャラクターとして由貴也を書いているので、哲士がまわりとの調和を考え、想いを極限まで抑え込むタイプだとしたら、由貴也はまわりなど気にせず、欲しいものを奪いにいくタイプです。
とはいえ、巴は最終的に壮司に渡したのに対して、香代子は無理やり自分のものにしているので、それだけ彼女は由貴也の譲れないものなのだと実感しました。

根本ですが、彼は哲士を不憫に思うあまり暴走気味です。
『神さまの手のひら』では、みんな一度はずるい行動をとるという行動パターンで書いています。弱さを抱えているのは哲士だけでなく、他の登場人物もそうだったりします。
根本のずるさは香代子に哲士を任せるという安易な方法に逃げてしまったことでしょう。
ただ、根本も陸上選手側の考えの持ち主なので、才能があって、支えてくれる人物(香代子)もいる由貴也と哲士の差というものに、悲哀を感じています。
そういうわけで、どうしても哲士よりの立場になってしまいます。根本もまた才能が欲しいと願う一人だからです。
今ごろまた暴走しちまった、と地面にめり込むぐらい反省していると思うので、完結したあかつきには根本を許してさしあげてください……。

3月中に終わるのか、というご心配ですが、たぶん大丈夫だと思います。
というのも、私の中では終わりが見えてきました。
あと5話も上げれば、終わるか、終わる寸前かどちらかにはなると思います。
最後までお付き合いくださるそうでうれしいです。
どうぞよろしくお願いします。
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