1 『出さなくてもイけるから心配すんな』 *快気祝い?エロ 「んっ……! アッ、」 「相変わらず、敏感だな」 「んん……ぅ、」 「三擦り半も夢じゃねえわ」 「はぅ! や、そこ、」 「そのうちやってやるよ。俺が」 「あ、あーーっ……」 「ちんぽの先ぐりぐりされんの好きだろ? ほら、親指入っちまう」 「ヤーーッ!? 痛っ、イタ、んあ」 「痛いわりにヨさそうだぜ。見てみろよ、腰振って。爪先伸びてんよ? イキそうなのか?」 「ん、んぅ、ハァッ、イク、いきそっ、」 「早すぎんだよ。コレつけとけ」 まさに上り詰めるそのときに、 パチン、 「アッ!? ヤァァァアァァ!! 出したいっ、出したい!」 「出さなくてもイけるから心配すんな」 コックリングがキチキチと締め付けてくる。出口をなくした欲が、内臓を掻き乱す。 「アーーーッ、アァァアァァァ!! ダメ、ダメーーッ!」 「どんなかんじ? キモチイイ?」 「とま、とまんなっ、アーー!? また、イクーーーッ!? ヒィィいぃいぃぃ!?」 「空イキしまくり。やらしい奴」 「あっ、アッ、アーーッ!? も、やら、も、らひらい」 「おーおー、舌回ってねーぞ? もう少しキッツイのやるよ」 「〜〜〜〜ッ!? ア、ア、や、やァァァアアァアァ!?」 「ケツマンコに入った指美味しいって言ってみな?」 「―――ッ!! あ、うぁ、ヒィッ」 「言えよ」 「あっ、あーーッ!? そこダメ、そこダメーーーッ!?」 「言え」 恥ずかしい言葉を何回も叫ばされ、顔は涙と涎に汚れて、尻の下は訳のわからない体液でベタベタになり、なのに出させてもらえず、声が枯れるまで俺は鳴かされ続けた。 嬉しくて、幸せで、 おかしくなりそうだ。 屯所の私物を片付けていたら、近藤さんが露骨に不満顔で何度も邪魔してきて困った。 今じゃなくても全然間に合う書類持ってきたり、やたら『おやつ』勧めてみたり。子どもか俺は。 要するに行かせたくないんだろ。 「嫁に出すような気分なんだそうで。寒気がすらァ」 総悟は苦虫を噛み潰したみたいな顔で吐き捨てた。 「つか、なんで俺の部屋にいんだよ!?」 「アンタの部屋じゃありやせんぜ。俺が住んであげまさァ、有り難がれ」 「どっちでもいいけど。仕事はここでするから。散らかすなよ」 「だそうですぜィ。安心して嫁に出しやしょう、ペッ」 「部屋で唾吐きやがったよコイツ!?」 引き止められるのは嬉しかったし、総悟(一応)や、何より山崎が喜んでくれたのが嬉しかった。 坂田はあの日、何事もなかったように万事屋に帰った。 その代わり翌日、突然屯所にやってきて、土方くんいる?と門の向こうから声を掛けたそうだ。 もちろん全員坂田の顔を知っていたし、拘留してたのも知ってたからだいぶ待たせたらしい。俺の耳に入ったのは、坂田が来てから一時間近く経っていた。 「悪……」 「いーよ。それより引っ越さねーの」 「……」 「早く引っ越さねーの」 ムッと口を曲げて、半開きの瞼、でもその奥には 透き通った紅色。 「俺と一緒に住むんじゃねーの」 体裁とか頃合とか、一切考えなしの傲岸不遜さ。 でも、そこが好きだったりする。 すぐに総悟が屯所中に触れ回り、近藤さんの知るところとなったけど、坂田は『何が悪い?』と本気で聞き返していた。 「トシ……ほんと行っちゃうの」 「だって、住み込みって決まりはねーだろ」 「そりゃそうだけどさぁ。同じ釜の飯を食う的な?」 「アンタだってお妙を射止めたら、道場に住むって言ってただろ」 「そりゃあさ! お妙さんは可憐な女性だし? 男所帯に紅一点なんて……」 「違う赤に屯所が染まるとこなら想像できる」 「え? どういう意味? ちょ、お妙さんは……や、違う、おまえのコト! 万事屋がここに住めばいいじゃん!」 「……ここ、プライバシーがいまいちだし」 「別に見られて困るモンある? 男同士……あ、」 「……ゆっくり、シたいし」 「!! ごめん! あの、アレ、」 「風呂でベタベタしてるとこイキナリ見られたら、さすがに気まずいし」 「ごめん! わかったから! ごめんな!」 「俺、おっきい声出るし」 「もうやめて! 俺が悪かったから!」 近藤さんはこれで振り切った。 あいつの言葉通りに言っただけなのに。いや、あいつは本当にそう思っただけなんだけど。 少し万事屋から遠くなったけど、そんなわけでそれなりに壁の厚いところを借りた。防音には、させてもらえなかった。 「聞かれるくらいがキモチイんだろ? このヤラシイ躯は」 「や、やぁああぁ……、も、ださせて、らひたい、ね、も、おねがひ……あーーっ、」 「まだイけんだろ。勃ってるしよ」 「もっ、イきたくないーーッ! あ、あ、イヤーーーッまた、またクルーーーっ!?」 「すっげえ……締めつけ、」 躯の奥に何度目だかわからない熱が打ち込まれた。それさえ苦しい。 「勃たなくなってきた?」 「ひ、ひゃ……も、ビリビリする、からぁ、」 「そろそろ外してやろうか。コレ」 「ヤーーッ!? 引っ張るのヤ、イヤァァァアアァアァ!? う、動かないで、」 「ところてんってヤツ、教えてやんよ」 銀時は手荒くコックリングを取り去ると、もうイきすぎて垂れ下がった俺の性器を素早く口に含み、 じゅるるるッ 「イヤァアアァアアァァァ!? ダメーーーッ!? も、出ないィィイイィィッ出ない、たすけてーーーッ!?」 章一覧へ TOPへ |