情報は正確に


「えー、諸君にとっては突然だが俺にとっては予定通りィ、今日で真選組を辞めまーす」
「!?」
「そもそもォ、俺が突然ココの副長になったのはァ、諸君がァ、あまりに怠惰で税金ドロボーで女のケツ追っかけるわ民家破壊するわやたらスポーツに打ち込むわコソコソ隠れてあんぱんヤリまくるわなもんでェ、土方副長の心労がハンパなくゥ」
「ちょっと。最後のは俺、ちゃんと任務遂行してますよね。土方副長むしろ邪魔しにきましたよね」
「俺の話が黙って聞けない奴は切腹。この話終わるまで俺副長だから。とにかく諸君も知っての通りィ、疲れるとアッチがギンギンになるってのは俺たちの生理上しょーもないことでェ、土方副長もその例に洩れずゥ、毎晩毎晩一人遊びしちゃあ銀時銀時うるさい上にィ、もちろん俺が仕込んだんだけれどもォ、本来のアレだけじゃ足りずゥ、恥ずかしい穴に指突っ込んでアンアンはあはあ、諸君の安眠を妨害するってーんで局長から直々に俺ンとこに依頼がありィ、土方副長の心労を取り除いてやるっつー目的で俺はここに来たわけだ」


どよどよどよどよ
がやがやがやがや


「その甲斐あってェ、最近の土方副長はァ、前みたく無理するのをやめてェ、やりたくないことはやりたくない、やりたいことはやりたいとハッキリ言うようになったんでェ、俺がいなくてもォ、そろそろ独り寝もダイジョーブなんじゃねえかっつー話になりィ、晴れて任務完了で俺は除隊になるわけでーす」
「旦那ぁ、結局土方副長が毎晩あんあん言うことに変わりはねーんですが」
「あー沖田くん、君には後で言いたいことと渡したい物があるから個別に話そうか。そんなわけでェ、今日で俺はいなくなりますがぁ、また諸君が土方副長に心労をかけるようなことがあればァ、俺はいつでも来るんでェ、そこんとこよーく考えて今後行動するように。質問は」
「えーっと、よーく考えてみたらなんかいろいろオイシイ物をいただいてありがとうございましたなんですけど、これについては返却とかナシの方向でいいんでしょうかー」
「俺はたとえ副長であってもォ、隊士諸君の私物を没収するような真似はしないのでェ、私物は私物として大切にしてもらいたい。ただしィ、諸君の私物がなぜか巷に流出するようなことがあればァ、それは俺の在職中の不始末と考えェ、徹底的にルートを洗い出しィ、場合によっては粛清のためだけに復職するのでェ、諸君は持ち物には名前を書いてェ、無くさないように、大切に保管することをお勧めする」


どたどたどたどた
ばたばたばたばた
すぱーん!


「銀時ッ! なんで!? 辞めるって……嘘だよな?」
「嘘じゃねーよ今朝ゴリラと話してそーゆうことになったから。もともとおめーがマス掻き過ぎてちんこの皮ズル剥けにしたのが発端だから。もう剥けてたけどねある意味」
「俺は! ぎんと……坂田副長がいるからッ、いつも坂田副長がいるってやっとわかったから、ちんこ赤剥けになるまで自分で弄ったりしなくなったのに……! いなく、なっちまうのか!?」
「えーっと、俺がさもキミのちんこばっかり弄ってたみたいな言い方だけれども、キミが安心してちんこ弄る時間作るためにィ、俺は結構お仕事したつもりなんだけど」
「仕事なんかどうでもいい! 銀時はっ、俺のカラダ弄ってくれたり言葉で虐めてくれたり俺を辱めて罵ってくれるためにいたんじゃねえのか!?」
「うん違うね、だいぶ違うね。おめーはそういうの嫌いな子だったよね。恥ずかしくて声も出せなくて、誰かに聞かれたらどうしよう見られちゃったらどうしようっていつも泣いてたよね。どうすんの、みんな聞いてるよ?」
「あ……ッ」
「土方副長ったらあんなハシタナイこと平気で言って、辱めて罵られるのが好きなんだ、鬼の副長はホントはいやらしくて恥ずかしいのが好きで、ケツの穴も締まりがねえ、もしかして坂田副長がいなくなったら俺たちにも股開くんじゃねーかってみんな期待してるよ? どうする? 俺だと思って腰振ってたら全然違って、ジミーだったり」
「ちょっと旦那ぁ! 勝手に名前使わんでくださいっつーかそれ名前じゃねーし」
「拷問室でうっかりしてたら囚人サンにケツの穴ほじくられてたりするかもしんないなぁ土方副長? 一緒に尻叩かれるの大好きだったもんな、恥ずかしい奴」
「あ、あ……ッ、おれ、はずかしい、やつ、れしゅ」
「あーあ、言われただけでズボンまでびしょ濡れ。漏らしちゃったの? なに漏らしたんだ言ってみろ」
「あ、もらし……もれ、ちゃったぁ……うえっ」
「何が漏れたんだか言えっつってんの。聞こえねーのか」
「ヒッ、き、きこえましゅ! いいましゅ、せーえき、と、おしっこ……漏らしちゃ、グスッ、恥ずかし……ひぐっ」
「しっかも隊士諸君の前でさぁ。オラ、ちんぽどうなってんのか見せてみろ。ビショビショのズボンもパンツも役に立たねえだろーが。人にやってもらわねえと脱げねえのか」
「ぬ、脱ぎましゅ! あっ……見ない、で」
「はあ? 見せてみろって俺言ったよな。聞いてねーなら俺にも考えってもんがあるけど」
「! み、見せます、見てくらしゃい……ああッ、み、見る、だけ……? 触っ」
「見せろっつったんだから見るだけだ。見るだけで充分だろおまえ、ガッチガチじゃん。何これ、恥ずかしくないの」
「ひぐっ、うえっ、恥ずかし…….れす」
「なんでこんなんなってんの。見られただけだよな? 一人遊びすらしてないよな」
「だって! ぎんと……坂田副長がっ、俺の恥ずかしいとこじっと見るからぁ……お願い、しましゅ、触ってくらしゃいっ」
「ここで? みんな見てんだけどいいの? うわあ……ヘンタイ」
「ヘンタイだからッ!お願い……みんなの前で、俺のちんぽしゅこしゅこしてお願いぃ……お尻の穴もッ、ぐりぐり広げて、虐めて、くらはい」
「ヘンタイ。して欲しかったら自分で脚開け。そうだ、おめーの恥っずかしいとこよく見えるように。もっと広がるだろうがサボんなヘンタイが」
「ああああ! またイくっ、またイッちゃうぅぅう! でちゃ、あああ……キモチ、イ」
「またなんもしねーのにイったのか。しばらくその恥ずかしい格好してろ。そのうち金玉も空っぽになるくらいイけんだろ」
「や! やだ! 触ってぇぇえ! おねが、さかたふくちょぉぉお……ここ、とおしろうのおちんぽとアナルとっ、タマタマもモミモミしてくだしゃいお願いっ、銀時がいい、銀時にして欲しい、から、お願い」
「……しょうがねえな。ホラ」
「あっ、あっ、あああああ! ヒィッ痛、いたぁい! あっ、あ、痛いよぉ……イグ、イッヂャウぅぅう!」




「ていうっ、夢を、見て……起きたらッ、お漏らし、えぐっ」
「ふーん。で? 本当は俺に出てって欲しいの。また一人で副長頑張る?」
「……副長、は、一人でもできる。けどッ、」
「けど?」
「銀時が、いつも傍にいないのはっ、もう、嫌だ」
「……」
「同じ服着て、隣の部屋に居て……ッ俺が、お漏らししたらすぐっ、来て、くれる、んじゃなきゃ、やだ」
「……」
「ごめんなさいッおれ、銀時に重いって思われたぐね、けど……やっばりいなぐなっだらやだ……えぐっ、ひっ、うう、ぎんときぃ……!」

「わかったよ。しょーがねえなぁ……万事屋に嫁に来させようと思ってたのに。俺が真選組に婿入りか」
「!」
「万事屋は畳まねえけど、それでもいい?」
「銀時ッ!」
「こらこら。あんましがみつかれっと俺の理性が」



ドゴーン。
パラパラパラ


「そういうことならもう遠慮はしやせんぜ。副長がた、朝でさァ。ブッ千切れた理性掻き集めてサッサと会議にきなせぇ。エロ方さんにもみんな慣れましたし旦那が隊服きちんと着こなすたァ誰も思っちゃいねーんで、そのまんまでいいんじゃありやせんか? 俺ぁ先行って、土方さんが寝小便したって言いふらしとくんで」
「そ、総悟ォォオ!」
「沖田くんダメだよー」
「ダメって言われてやめるとでも?」
「情報は正確にな。これ、小便じゃなくてせーえきと潮吹きだから、伝えるんならそう言っ、」


「先に行っときますんで、小便じゃなくてせーえきと潮に塗れたパンツは替えてきてくだせえ。坂田副長頼んますぜ、ったく……チッ」



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今回は沖田くんの負け、かな?




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