俺のタマもやられた。 「あれお前、脱色でもしたのか。頭白くなってんぞ」 「え? なにが? ちょ、待ってよく見て?」 「髪傷んでるぞ。サラサラストレートだったのに天パみてえになって」 「イヤだからよく見て!? 銀さんだっつの、元から銀髪で天パの銀さんだよ!?」 「は? ギンサン? 誰それ」 「土方くん!? 冗談はやめて。今の俺ガラスのハートだから。パリーンていっちゃうから」 「へえ、そうなのか。よくわかんねえけどヘタレなんだなテメーは」 「ちょ、マジでやめて!! 俺のライフ0に近いから。看板に足の小指ぶつけただけで死んじゃうから」 「テメー!? なんでそれを知ってる……さては敵の刺客か」 「待てよ。じゃあ金時も敵じゃねえかあの記憶も改竄されてんなら」 「金時を知ってるのか。さてはテメーが金時のタマをヤった野郎だな」 「えええ!? なんでアノヤローのタマ事情なんか知ってんだよおめーは!? マジでか!? 違うよな!?」 「あいつのタマは俺の物だったのに」 「はアァァァ!? おめーらどういう関係!? ていうかそういう関係ィィィ!?」 「当たり前だ。夜な夜なそりゃあ激しくあいつは俺の……」 「あああああ!! もういい、やめてェェェ! 俺は聞いてない俺は聞こえない俺は」 「金時のタマの仇!」 「死に切れるかボケェェェ!!!! 思い出させてやらァァァ!!!!」 (馬鹿め、上等だ) ‥‥‥‥‥ わかってるけどいつも揶揄われる仕返しに 知らん顔する土方さん。 目次TOPへ TOPへ |