命を捧ぐ(W副長) 「じゃあ朝礼を始める。土方副長は手首を傷めたので、今日からしばらく休暇を取る。その間は坂田副長、よろしくな」 「へーい」 「え、俺昨日、土方副長に明日までって言われて書類預かってるんですけど、どうしましょう」 「それは当然俺んとこ持ってくるように。土方副長の業務は全部俺が引き継ぐんで」 「あと監察方のほうから土方副長に報告することがあったんですが、これはどちらに……」 「それから明日城に行くの、トシじゃなかったっけ?」 「それも俺。全部俺。一切俺」 「でも、」 「土方副長は完全に休養を取らせる。あいつには仕事のシの字も話さないように。ちょっとでもした者、切腹」 「えええええ!?」 「銀時、切腹はちょっと。最近トシ働き過ぎってわけでもなくなったし、少しくらいは……」 「局長も例外じゃないんで。切腹」 「オイィィィイ!? 俺が切腹したら真選組なくなっちゃうからね! それはダメーーッわかりました、トシに仕事の話はしません! みんなもいいな?」 「おーう」 「じゃ、そういうことで。俺に用事がある場合はぁ、どんな些細なことでも俺の副長室に直接くるように。以上」 「会議どうだった?」 「お前は余計な心配しなくていーの。治るまでそこで大人しくしてな。ね?」 「大人しくって……服、返して」 「ダメだよ。服着せたら働こうとするだろ。土方副長に仕事の話した奴は切腹って決まったから。俺が切腹しなきゃいけなくなっちゃう」 「なんじゃそらァァァア!? 妙な法度作んなァァア!」 「別に局中法度に加えたわけじゃないよ。ちょっとしたお願い? 銀さんからの、オネガイ、みたいな」 「ちょっとしたオネガイで腹切る奴の身にもなれよォォオ!? そんなん取り消せ」 「ダメだってば。この話おしまい。じゃないと俺今晩にも腹切るわ。十四郎ったらその手じゃ介錯もできないじゃん」 「かいしゃく……そんな、」 「十四郎のために腹切るのは全然構わないけど、介錯は十四郎にしてほしいな。俺の首抱いて、ちょっとでいいから泣いてくれれば言うことなし」 「だめだ! 銀時、腹切らないで!」 「じゃあ仕事の話はおしまい。ご飯食べた? ひと口おにぎり飽きたんじゃない?」 「……銀時が作ってくれたのなら、なんでも美味い」 「他には? 困ってることない?」 「平気、だけど服」 「俺、十四郎の分も仕事頑張るから! そこで見ててねっ」 「待っ……服」 「坂田副長失礼します! 一昨日の討入り、報告書やり直してきました!」 「ほいご苦労。今すぐ返すわ。ちょっとそこ座ってな」 「ぎん、」 「ありがとうございます!」 「坂田副長、備品の欠番リストですが」 「ああ出来てるよ。持ってって」 「ありがとうございますッ」 「ぎん、服着たい……」 「あっそーだ、原田隊長呼んでくんね。ああいたいた。今日は十番隊の見廻り全員中止。たぶん例の件今日動くわコレ。行ってもらうから用意しといて」 「了解」 「ぎんときっ! 俺の服っ」 「あっ沖田くーん。ちょうど良かった、一番隊もスタンバっとけ。もしかすッと別働隊が要るかもしんないわこの件」 「そんなのウチの隊士に伝言してくだせぇよ、やれやれ」 「ぎん、服……っ」 「なあに十四郎。寒いの? こんな暑いのに、怪我したから熱出てきた?」 「捻挫くれえで熱なんか出る訳ねえだろ! そうじゃなくて……ひと、いっぱい来るから、服っ」 「いいのいいの。十四郎はお休みなんだから好きなカッコしてていいんだよ」 「俺の好きなカッコじゃねえぇえ! 恥ずかしい、から……っ、服着せて」 「今忙しい」 「服返してくれたら! 自分で着るからっ、お願い……」 「そーだ十四郎。今晩討入りから帰ってきたら、昨日の続きしようね」 「! やだっ、また手傷めちまう!」 「鍛え方たりねーんじゃねえの。そこでスクワットでもしてれば?」 「こんなカッコでスクワット……?」 「そ。柔軟でもいいよ。どっちがいい、選ばしたげる」 「じゅ、柔軟! のほうが、まだまし……」 「そっか、ハダカで脚カッツリ広げんの嫌かぁ。じゃあ柔軟ね」 「うぅ……」 「はい、足広げてー」 「! 変わんねーじゃねえか!? やだ!」 「やれ」 「ひぃんっ」 「俺のオネガイ聞いてくんねえの?」 「うう……こう?」 「あ、報告書のキミ。朱入れといたから、これ直したらおっけー。近藤に持ってっていいよ」 「ありがとうございますありがとうございますありがとうございます」 「坂田副長ッ! 俺も書類見てください!」 「はいよーそこで待ってて。十四郎は前屈ね、右五十回左五十回」 「ひぃ……っ」 「股関節固ッ、もっと股広げるんだよ。自分で言い出したんだろ」 「選んでな……勝手に」 「えっなに? 聞こえなかった。手は使わなくていーの、腰から前へ倒すんだって。はいこの書類おっけー」 「えっ!? もう少し見てください副長」 「終わりだよこんなの。次」 「次俺俺俺! 俺のも見てくださいッ」 「あいよ。おーこれはちょっと手間掛かるな。そこ座ってな」 「うぁあん……腹に、擦れて……勃っ」 「あ、土方副長はそれ終わったら腹筋な。手ェ使えねーから仰向けで、膝曲げて立てて。広げるんだよ揃えちゃだめだって。そんで腹を上げて下げて……膝から首まで一直線になるように」 「やだぁ……ちんこ、見えちゃ」 「さっきから丸見えだから気にしないで。この書類、これだと上に通らねえよ。用紙ここにあっから、机持ってきてここで書き直しな。ゆっくりでいいから」 「ありがとうございますありがとうございます一生ついて行きます」 「いや……ぎんときぃ、もっと勃っちゃ……ひぅ」 「見られてキモチくなっちゃうんだもんね十四郎は。でも腹筋はちゃんとやるんだよ。ほら手は動かしちゃだめだってば」 「うぅ……うぁんっ、腰……ッ、ウズウズして、もうっ」 「そんな軟弱だからあれくらいで手首捻っちゃうんじゃねーの。もう怪我しねーように頑張って?」 「坂田副長ッ、ここ! ここなんて書けばいいですか!」 「あ? んーとね、ちょっと待ってな。下書きしといてやるからしばらくぼーっとしてていいよ、ぼーっと」 「ああああありがとうございますぅぅう! 坂田副長のお部屋を拝見しても?」 「もちろん、どうぞー」 「ありがたやありがたやありがたや……」 「ぎんときっ! も、やだぁ助けてぇ」 「うるせーなちょっと待ってろ。けっこうかかりそうだけど」 「やだあ! 先に俺っ、俺見てぇ! おれのおちんちん、こんな固くなっちゃっ……ぐすっ、さわりたいよぅ……ひぐっ」 「手は動かしちゃだめだよーイッてもだめだよー」 「ひぃぃ……あ、ガマン汁垂れちゃ……あああ」 「じゃあ諸君、昼休憩にすっか」 「えええええー!? まだ仕事したいです坂田副長ッ!」 「昼は自由時間だから。なにしてもいいから。なにしてなに見ても諸君の自由だから。俺も自由にしてえことするし」 「! わかりましたッ休憩に入りますっ!」 「かいさーん。さて十四郎」 「えぐっ、恥ずかし……勃起ちんこ見られちゃっ……ぐすっ」 「見られて勃起したんでしょーが、キモチかった?」 「足りないぃ! イけねーもんっ、足りない……ひぃい」 「じゃあイかしたげる。昨日は手が痛くてイけなかったもんね。どうしてほしい? 口がいい、手でしてほしい?」 「うぅ……っ、りょうほ……っ」 「じゃあそのまんま腰上げて。ついでに腹筋。腰下ろすなよ」 「ヒィィィイ! ダメッだめダメダメ、ああああ!」 「ちゅうっ」 「あ、こんなカッコでフェラ……っ、キモチイ、腹筋つら、のにぃ……きもちぃ、らめぇ」 「手も欲しいんだっけ? ほら」 「あっ、あああっ、そこぉ! 先っぽらめ、先っぽビリビリするぅぅう! あああ、出ちゃ、出ちゃぅ」 「俺の部屋の畳にせーえきぶち撒かないでくんない。あっそーだ、じゃあ腰下げていいよ。よいしょ、っと」 「あああ! 恥ずかしいっ、脚広げて抱っこ恥ずかしい! せめてぎんときが前に来てぇ」 「だめだ。俺にいろんな汁かかるだろ」 「うええぇえ……あっ! らめ、障子開けちゃだめ! 庭、出ちゃ、ああぁ……外、やぁ……」 「嘘つけもっと勃ったぞ。ほら、お外にせーえきぴゅっぴゅしような」 「あっ、あ、あ、縁側出ちゃ……ッ、しごかないれ、らめ、でちゃ、あん、ぁ、あ、ね、も、イッちゃ」 「『外で銀時におちんちん扱かれて気持ちいいです』って言って?」 「しょとれっ、ぎんときにぃとーしろの、おちんちんッたくさんしごいてもらっれ……あああッキモチイッ、キモチイイィ! 先っぽイイの、おしっこの穴グリグリしゅきなのぉぉお! でるぅ! でるとこ見てぇぇえ! あぁぁあ」 「いっぱい出たね」 「あああああ! でた、もう出たぁぁあ! ひぃやぁぁあああああ! も、さわっちゃ、さわっちゃらめッ、おちんぽジンジンするよぉぉお! とれちゃうっとーしろーのおちんぽとれちゃうぅぅううう! あぁぁ」 「潮吹いちゃった。キモチイ?」 「あ……ひっ……ぁあ……も、」 「おい撮れたか、動画班」 「バッチリですありがとうございますありがとうございます坂田副長のためなら死ねます」 「死ななくていいから例によってマスター動画持ってこいよ。隠し撮りした奴、わかってるからな。提出しねえと……」 「ハイッ、提出します!」 「よし、午後は討入りまで動画を検討する。希望者は俺の部屋に十三時集合。土方副長はおしっこもたっぷり出たしスッキリしたはずだから、俺の膝の上で反省会な」 「ところで坂田副長、仕事に関係ないんですが、質問していいですか」 「いーよー、今休憩中だろ」 「土方副長はなんで手を怪我したんですか」 「あー、昨日の夜さぁ。四十八手に挑戦したのよ。そんで鵯越えから鵯越えの逆落としに移ったわけ。そしたらあいつ手首捻っちゃってさぁ。鍛え方足りねえと思わねえ?」 「それは……動画のほうは?」 「バッチリ。後で見るか」 「ありがとうございますありがとうございますありがとうございます……」 みんな! 今夜の討入りは気合い入れっぞー! おおおー! くるみ様リクエスト 「W副長で [事故的なコトで両手首を軽く捻挫してしまい、 2〜3日、両手が使えなくなった土方さん。 坂田副長の、過剰でチョット イジワル (愛はあります)な看病・お世話が始まります] / 捻挫は土方さんで 看病? お世話? 事故的(笑)? リクエストありがとうございました! 目次TOPへ TOPへ |