2015/02/06 22:14
完全なる妄想置き場と化した日記にまたまた妄想を投下するわけでして。

不意にまた書きたいネタが浮かんだので、箇条書きでここにひっそりアップですよ。
ああ、うん。
本気で書くとなるとこれまた相当長くなりそうなネタだったので、書きたいシーンだけピックアップです。
つまりはあらすじ書きです。
未来捏造。
ただ、オリキャラが続々出ますので、苦手な方はバックプリーズでよ。

ではでは、それでもよろしければ、どうぞです。





↓↓↓







それは、ある昼下がりの出来事。
「ジョットの血縁者が日本にいる?」
獄寺が持ってきたその情報から、全ては始まった。
「いえ、まだ血縁者と決まった訳ではありません。しかし、目撃した者が言うには、あまりに1世と容姿が似ていると…」
「それで?」
だが、よく似た人間ならどこにでもいる。
わざわざ騒ぎ立てるほどの事ではない。
当然、そのことは獄寺も理解している。
それでも綱吉の元にその情報を持ってきたことには何か意味があるのだろう。
「何が起きたの?」
つまりはその人間の周りで、何かが起きた。
綱吉は表情を崩さずに、獄寺に先を促した。
リボーンもそれ以上は黙って獄寺の言葉を待つ。
獄寺はコクリと小さく頷き、淡々とした口調で報告を始めた。
「日本にいる…と言う言葉に少し違和感を持ったので、独断ですがその時にちょうど日本に居たシモンに連絡を取りました」
「……」
「相手は高校生だと言うので、登校する生徒を観察して報告しろと依頼しました。できれば、写真も撮ってこちらに送れと」
「それで?シモンからの返事は?」
「依頼をした翌日から、連絡が途絶えました」
「……」
重い沈黙が室内に流れる。
ややして、
「全員のか?」
綱吉が獄寺に尋ねた。
「はい」
獄寺はそれにまたコクリと頷く。
「古里をはじめ、鈴木、青葉、水野、大山、加藤、シットピー、全員の連絡が途絶えました。そして、今朝になって届いたのが、これです」
そう言って、獄寺は内ポケットから一通の手紙を取り出し綱吉へと手渡した。
手紙を広げ、綱吉は中の文面へと目を通す。
そこには、
『知りたくば、ここに来い』
そう記されていた。
「なお、チェルベッロ機関が動いているとの情報もあり、こうして報告に上がりました」
「…そうか」
そのまま手紙をリボーンに手渡す。
リボーンは文面を一瞥すると、クシャリと手紙を握りつぶしゴミ箱へと捨てた。
「それで?なんていう高校なんだ?」
だがそれは決して手紙の内容に興味がなかったからではない。
その口元は、薄く笑みを浮かべている。
「私立タイラギ学園です」
「わかった。行くぞ、ツナ」
「うん…って、え?!俺?!」
帽子を深くかぶり直し、リボーンが綱吉にそう声をかけながら出入り口へ向かう。
綱吉は神妙な顔つきのままリボーンの言葉に頷き、しかしその内容に気が付いて思わず声を上げた。
「シモンのピンチだ。お前が救わねぇで誰が救うんだよ?」
実にもっともらしくリボーンは言うが、きっとそれが本心ではないだろう。
なにしろリボーンは自分勝手が服を着て歩いているような存在だ。
「いや、だからってなんで俺が…!!」
確かに、獄寺の報告を聞く限り何かとんでもない事が起きている可能性はあった。
先ほどから、綱吉の超直感も警告を鳴らしている。
しかしだからと言っていきなりボス本人がのこのこと現場に出かけると言うのはどうだろうか。
ここはやはり、手順を踏んで一度守護者を偵察に向かわせるのが筋ってものだろう。
だが、そこはリボーン様である。
「馬鹿野郎。こんな面白そうな事件、俺とお前が行かないでどうする」
「いや、ちっとも面白い要素はないよ!?」
危険な要素は山ほどあったが、面白味はひとかけらもなかったと記憶している。
「リボーンは獄寺君の報告の何を聞いてたの?!」
つい立ち上がり抗議すると、
「ふん。わざわざ手紙で挑発までしてきたんだ。行ってやるのが筋ってもんだろうが。それに」
「それに?」
「ジョットのそっくりさんとやら、見てみたいだろ、お前も」
「いや。ちっとも」
「見てみたいよな?」
「いいえ…」
「なぁ?ツナ」
「はい。見てみたいです」
折れた。
「はい。きっとそう言い出すだろうと思って、日本行のチケットは手配しておきました」
「さすが獄寺。できる右腕だぞ」
「ありがたきお言葉」
ぎゅっと熱い握手を交わす二人に、綱吉の息が重くなる。
「はあ…。分かったよ。行くよ。行ってきます」
なぜシモンとの連絡が途絶えたのか、ジョットに酷似している人物とボンゴレとの血縁関係の有無、動き出したらしいチェルベッロ機関。
「なんだか大変な事に巻き込まれた気がする…」
綱吉の呟きは、しかし現実になる。
正直に言えば、この時まではあまり事態を重く見てはいなかった。
だがその認識が甘かったことを、綱吉たちは後に知ることになる。

(続く)

はい、てな感じで、とりあえずプロローグ的なとこまで書いて、今日はここまでにしときます。
あらすじだけダダーッと書いていくつもりが、つい本文的なものに…
だがプロローグでこれだと、どれだけ長くなるんだろうか…

リボツナで潜入捜査とついでに学園物も狙って書いてみたいなぁと妄想した結果がこれです(笑)
その後妄想がどんどん広がって、シモンまで巻き込む事に(笑)
さて。
次回は潜入シーンをピックアップして書こうと思います。
書きたいとこだけ書く予定ですから。はい。
ちなみに、学校の名前は何か貝の名前がいいなぁと検索して適当につけました(笑)

ではでは、続きはまた近いうちに!!





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