『ワシは狐雷組組長狐雷リンナじゃ、お主は?』


「む....咲喜」



小動物かコイツ



「...で、妖怪...なんでここに」



あー...


『咲喜、お主なにか勘違いをしとらんか?ワシは妖と言っても完全な妖じゃない』



「?完全じゃない...?」






か、可愛ッ
いや、抑えろワシッ




『っうむ...神と妖の間に生まれた妖神じゃ』





「妖神...」




『うちの組は妖もいれば異能者もいる組じゃ』



ケラケラと笑いながら話す
笑うたびに耳が揺れる





「お前...天狐...じゃないのか?」


うぅむ....



『...天狐は神獣なんじゃが...管理人によると神狐と言う話が』


「裏設定言うなよ」



『ふはっ☆』



「軽く崩壊するな、星使うな、裏声使うな、沈め」



『!?』


「すまんな、つい本音が」



こ、こやつ...
























葉月といい勝負の毒舌!!!?













「...団子...まだあるか?」





あ、ない...



『すまん、ない』


「食べたい...」



『気に入ったのか?』



「.........((コクッ」



『...うぅむ...一度組に戻らんと...』



咲喜は首を傾げ、口を開く



「自家製なのか...?」



え...何故解った?いや解るか


『....まぁな』



「!!」



キラキラ目を光らせ、作り方を教えろと言うような顔をする咲喜


『今日は帰れ、もう逢魔ヶ時になる、羽衣狐に捕まったらもとも子もない』



「....」



睨むなよ...ι



『また会おう、また...な』



「.....はぁ...わかった...」


『フッ....お前の所に団子を届けてやるから、今日は帰れ』



「....約束だ」



『おう』




















初対面




(咲喜ー♪来たぞー)


(む、なんだお前は)


(・・・お主こそ誰じゃ糞猫)


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