娘 恵磨が生まれてまもなく。
息子 颯介はひとり黙々とブロックで遊んでおりその隙に家事をしてしまおうと颯介のご飯作りに取り掛かる。
それも束の間、すぐに恵磨が起き泣き出してしまった。
「はいはーい、…あれっ」
火を止めすぐに向かうと、ブロックで遊んでいた颯介がかしゃかしゃと音の鳴るおもちゃであやすようにベビー布団の恵磨を覗き込んでいる。
「えまちゃ、えんえんしちゃたの」
「そうくんがえまちゃんのこと見ててくれたの?」
「ん!」
「ありがとう〜!」
「いーこいーこ」
「そうくんも、いいこいいこ」
「きゃあ〜っ!」
「そうくん、えまちゃんのおててツンツンしてみる?」
「…ちゅん、…あ!」
「ふふ、ちっちゃいおててでぎゅーしてくれたね」
泣き止んだところで颯介の小さな手をさらに恵磨の小さな手がきゅっと握る。
嬉しいのか颯介は手を離そうとしない。
それは堅治の帰宅後にも繰り返される。
「ぱぱぁ〜ちょときてぇ〜」
「んーどしたー?」
「えまちゃの、おてて…ちゅん…!」
「、ンン…かわいッ〜!」
「そうくんすっかり気に入っちゃったね」
「……わ、ぁーーっ!」
「っ、あはは」
「ふっ…くく、」
そうくんのてて、たべるのだめ〜っ
夢とは。
えまちゃバブ期。おぼえたての日本語喋るそうくん。まとめて尊い。
あとリクお待ちしてます(???)