終業式を終えた京治たちは部活もなく、のんびり会話しながら2人の時間を楽しむ。
気候は幾分か暖かくなり、都内でも桜の蕾が花開き始めていた。


「今年はお花見したいね」
「花見か、いいね」
「春休みも部活忙しい?」
「丸1日休みの日はないけど、昼には終わる日もあったはず」
「部活の後だと疲れてない…?」
「部活終わりに会えると思ったらなんてことないよ」
「ふふ…京治くんはやさしいね」
「ただ会いたいだけだよ」


後日
天気も良く花見日和の昼過ぎ、部活終わりの京治は風の如く帰宅。シャワーを浴びて私服に着替え彼女の待つ桜の名所と言われる公園のある最寄駅へ向かった。


「あ、京治くん部活お疲れ様」
「!!…き、着物…、」
「せっかくだから桜柄の着物にしてみたの」
「、かわいい……えっ、は?可愛すぎるよ」
「わあ…すごい、近い…」
「花見したいのに…誰にも見せたくない…ッ」
「もう手遅れかな…」
「はぁ……かわいい、すごく似合ってるよ…」
「うれしい…ありがとう」
「…でも、やっぱり危険だ…男がみんな見てる」
「そんなことないと思うけど」
「そんなことある。可愛いから!!」
「私とお花見デート、しない…?」
「する」
「ふふ、じゃあ公園行こ?」
「うん」


目に写るのは桜よりも桜柄の着物




お花見日和ですね。
今日で、3月が終わる…だと?
更新全然できてない…書きたいお話はたくさんあるとだけお伝えしておきます。
赤葦彼女は着物を着付けできるというありがたい設定なので()フル活用していきたい所存。


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