長いようで短い夏休みが終わった9月初め

体育館裏の水道近くのベンチに並んで座る京治と彼女の距離は付き合い始めた1年前に比べて拳二つ分ほど近い。


「1年早いね」
「…同じクラスじゃないから、全然早くない…」
「ふふ…まだ1年だよ」
「……!そうだね…この先死ぬまであと何年一緒に居られるんだって思ったら1年くらい……」
「…京治くん?」
「…やっぱり、1年は長い…」
「来年は同じクラスだといいね」
「うん」
「…そっかあ」
「?」
「死ぬまで一緒に居てくれるの?」
「!…俺はそのつもりです」
「ふふ、よろしくお願いします」
「〜〜ッ…、」


しあわせすぎて、死にそう…





赤葦くんが何者かわからなくなってきました()
もっと淑やかにひっそりと育むはずが…
赤葦くんのお話も書かなきゃな


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