※オメガバ/五条→α/夢主→Ω 首輪を外したときの、うなじの白さが苛烈だった。 「君に噛んでほしいの」 目の前で首筋を晒して、無防備に俯く女の身体は熱かった。 「△」 静かに唇を寄せる。フェロモンで酩酊しそうになるのをなんとか堪えて、肩口で問うた。 「本当に僕でいいの?」 うん、と消え入りそうな声で女は頷いた。その声にすら発情しそうになって、自分を恥じた。 「悟、君がいいの」 「△、僕は絶対にお前を離さないよ」 「うん」 「あの世でも生まれ変わっても付き纏うよ」 「うん」 「それでも本当にいいの?」 うん、と女が一際大きな声で返事をすると、今度こそ薄い皮膚の上に歯を立てた。 「お前は僕のものだし、僕はお前のものだよ、ずっと」 残りは全部あなたのもの |