いつぞやの
ネタを掘り起こした。
※いつかのネタを再起動
※多分すぐ飽きる
※でーあふたーともろー
※呼金があぶれた
※継ぎ接ぎ名無と李は不参加
殺し合え。
MZD(深淵の闇)vs黒神(奈落の闇)
「う、あ…黒ぉっ!!」
深愛なる神様の悲痛な叫びが響く。普段は使えない深淵の闇を片手に泣きながらも此方を攻撃してくる姿が大変痛々しく見えた。
「っく、神様…」
「い、やだ、黒、黒!」
「そんなに、泣くな…平気だから」
「でも、でもっ…お前腕が…!」
「これくらい、神様に比べたら何ともない…!」
神様の放った深淵の闇が左手に絡みつく。そして体を侵食している。放っておいたらその内飲み込まれるだろう。それでなくとも肉が食いちぎられているような痛みがある。回復に時間はかかるだろうが腕を切り落とした方が得策と見て左肘から下を切り落とした。ちょっとだけ切らなくても良かったかもしれない、なんて思ってない。
「…これで平気だ」
「く、ろぉ…!」
「大丈夫だ、神様」
必ず助けて見せる。だから、泣かないで。
しんえん:奥深く、底知れないこと。
ならく:物事の最後の所。どん底。
玉露(怯懦の鋏)vs土墜(豪儀の槍)
「い、やだよ…土墜…」
「おいおい泣くなよー。ほら俺はこんな元気じゃねぇか」
身体が言うことを利かない。どうして自分は土墜に鋏を向けているのか、どうして土墜と戦っているのか。分かりもしない事を考えながら普段の自分では出来ないような事を簡単にやってのける身体が誰か別の人のものに思えた。
考えている間も土墜の体には掠り傷や切り傷が増えていく。それなのに土墜は避ける以外の事をしない。自分を殺してでもやめさせてほしいのに、何もしてこない。どうして?
「っ土墜…!」
「どうした、玉露」
「とめて…!僕を、殺してでもやめさせてよ!」
力一杯叫んだ。目の前が見えていなかった自分の体は土墜の首を狙って鋏を開いた、がそれは空振りして少しよろめく。消えた土墜を探していると後ろからいつもより低い声が聞こえた。
「玉露、ごめんな」
振り返れば土墜の身の丈よりも大きな槍が見えた、と思ったら目の前に槍先。
「ごめん、な…。すぐに、助けてやるから」
少しだけ、我慢しててくれ。
最後に聞こえた言葉は、とても痛々しくて、最後に見えた顔は、泣いているように見えた。
きょうだ:臆病で気が弱いこと。いくじのないこと。
ごうぎ:威勢のよいさま。すばらしくりっぱなさま。
裏神(咎の大鎌)vs黙憐(吾の錫杖)
「っち、避けんじゃねぇよ!」
「んなもん振り回されりゃ避けるに決まってんだろ!」
漆黒の大鎌を振り回す少年と純白の錫杖を振り回す少年。二人の少年が着ている服も漆黒と純白で、まるで対を成しているようだ。しかし純白の少年は左肩から斜め一直線に服が切り裂かれ、断ち切られた身体から鮮血が舞っていた。
その傷で多少のダメージを受けているのか、純白の少年の足取りは少し覚束ない。
「おいおい、大丈夫かぁ?俺サマだからって油断してただろ」
「は、こんなの何ともねぇよ。俺様の不意を突けたとでも思ったか?」
二人の少年はお互いを睨みつけ、最大限の警戒をしながら言葉を交わした。しかしそれもお互いを煽るものでしかなく、一言の会話が終わって数秒後には大鎌の柄と錫杖の柄が交差していた。
「いーい度胸じゃねえか裏ぁ…今日こそ俺様が消してやるよ」
「は、そんな傷負ってる時点で勝てるわけねーだろ。逆に俺サマが消してやんよ」
覚悟出来てっか?
とが:人から責められたり非難されたりするような行為。
あ:一人称の人代名詞。自我。エゴ。
こういうの中編辺りでやりたいね?!(願望)
世界VS原理は書いてないし原理の存在の説明がめんどいので消しましたテヘペロ。
自分ちの神々が好きで仕方ない。
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